パーソナルドクター「Wellness」β版開始。約3,500万円の資金調達も

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パーソナルドクターサービス「Wellness(ウェルネス)」の運営元 株式会社ウェルネスは、インキュベイトファンド、佐竹義智氏らを引受先とした第三者割当増資にて約3,500万円の資金調達を実施。同時に、同サービスのβ版の提供を開始した。

忙しい現代人の効率的予防ケア

同社はインキュベイトファンドと佐竹義智氏(エンターモーション創業者)、中島聡氏(Windows95の父)、藤岡大祐氏(公認会計士)、および複数の医師ら個人投資家を引受先とした第三者割当増資にて、約3,500万円の資金調達を実施。

同社代表の中田氏は、医師としての経験をもとに、忙しい現代人でも効率的に病気の予防ケアができるようにと同サービスを着想。このたびの資金調達と同時に、同サービスのβ版の提供を開始した。

医療のパラダイムシフトを目指す

同サービスは、医師のアドバイスを受け、自分自身の身体と心の課題・リスクを理解し、ヘルスリテラシーを高めて効率的に予防ケアを行うためのパーソナルドクターサービスだ。パーソナルドクターが個々の健康理解度や課題を踏まえ、専用カリキュラムを提供する。毎日のオンラインコーチングに加え、週1回の対面レクチャー(オンライン変更も可)により、生涯活用できるヘルスリテラシーの習得と、個々に最適な健康行動を伝授。

例えば、肥満が気になる人には、ヒトが太るメカニズムの知識をインプットし、生活習慣に合わせて食事のタイミングや内容のアドバイス。また、肥満が原因となる病気についても理解を深め、体重だけではなく血圧やコレストロールにも配慮した食事の知識などをレクチャーする。

同サービスのプランは3種類あり、毎日のオンラインコーチングと週1回のレクチャーを受ける期間によって分類されている。1ヶ月間の「ベーシック」は168,000円、2ヶ月間の「スタンダード」は298,000円、3ヶ月間の「プレミアム」は428,000円という金額設定。

現在受付中の無料カウンセリングでは、「あなたの健康上のリスクや課題」、「あなたが健康のために知っておくべきこと」の2点について医師と話し合い、同サービスに申し込む場合は、カウンセリングの結果を踏まえたカリキュラムを構築するとのこと。

カリキュラム修了者は「Wellnessメンバーシップ」に加入でき、専用アプリケーションで、人間ドックの予約・データ確認、医師を中心としたケアチームへの24時間アクセス、日々の健康状態の共有・活用、病院受診時の紹介状作成など、生涯継続的なトータルケアを施すパーソナルドクターサービスを受け続けられる。

また、将来的には、健康データ取得やケアチームによるアドバイス、データに基づいた最適な健康行動(食事、運動、ヨガなど)がシームレスに提供される月額制のウェルネス施設へと展開、オンラインとオフラインが融合した効率的なウェルネスエコシステムを構築し、「壊れてから治す」医療から「壊れないように予防する」医療へのパラダイムシフトを目指すという。

現状、「検査は受けているのに、その結果が全く活用できない」、「気軽に聞けるかかりつけ医がいない」、「そもそも病気を防ぐ方法や健康を維持する方法を知らない」という人が少なくなく、また、仕事が忙しくなかなか病院に行けないという人も多い。同サービスを活用すれば、病気になる前からパーソナルドクターを持ち、効率的な予防ケアが可能となるだろう。

海外ではパーソナルドクターを持つことは珍しいことではなく、ビジネスパーソンが効率的に予防ケアを行うための環境が整っている。日本でも、同サービスをきっかけに効率的な予防ケアと正確なヘルスリテラシー習得が浸透していくかもしれない。

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