父の日にオススメする“Gratitude visit(感謝の訪問)”とは
『TED』といえば、聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 多くの興味深い講演を聞くことができ、筆者は大好きなのですが ポジティブ心理学という講演に、”感謝の訪問”というお話があり、これは 1週間後の父の日に向けて、素敵なのではないかと思ったのでご紹介します。
本編はこちらになります。
マーティン・セリグマンのポジティブ心理学(16:56~)
http://www.ted.com/talks/view/lang/ja//id/312
日本語訳から感謝の訪問の箇所を抜き出してみます。
イメージしてください。目を閉じて、あなたの人生を良い方向に変えた非常に重要なことをしてくれた、にもかかわらずこれまでちゃんと感謝を伝えられなかった誰かを思い浮かべてください。今も生きている人に限ります。よろしいでしょうか。では目を開けてください。ぴったりの人が見つかったかと思います。 感謝の訪問をするときにあなたがすることは、その人に300語の感謝状を書いて、その人に電話を掛けて、なぜかは言わずに訪ねていってよいか聞きます。訪ねていって、感謝状を読んでください。誰もがこの時に涙を流します。
イメージしたのがお父さんである人は、1週間後の父の日に、この“感謝の訪問”をやってみてはいかがでしょうか。父母に感謝をしていても、その感謝を“伝える”機会はあまりないもの。感謝されて嬉しく思わない人はあまりいないでしょう。照れくさいですが、自分が誰かに、それも自分にとって大切な人に、うれしい気持ちをプレゼントできるのであれば、やってみる価値はあると思います。
さらに良いことには“感謝の訪問”をすると、自分自身もより幸せで、またうつ状態にもなりにくくなっていくそうですよ。うれしい気持ちのやり取りをすることで、自分自身への癒しにもなるのでしょうね。
実は筆者も、先月の母の日にこの真似事をやってみたのです。今は遠方に住んでいるので会いには行かず、手紙も用意はしなくて、伝えたいことだけ胸に留めて電話しました。しかし、やっぱり自分の口で言うのは照れくささが半端なく、結局伝えたいことの3%くらいしか言えませんでした。それでも母は泣いてくれたみたいで、やってよかったと思いました。
筆者がやってみたようにアレンジして、手紙やメールでもいいと思います。今年の父の日、日本中で嬉しい気持ちのやり取りが一つでも増えたらいいな、と思います。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。