ネットとイラストの30年史紐解く イラストレーター虎硬『ネット絵史』刊行

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ネットとイラストの30年史紐解く イラストレーター虎硬『ネット絵史』刊行
『ネット絵史 インターネットはイラストの何を変えた?』/画像はすべてビー・エヌ・エヌ新社の公式サイトから
イラストレーター/デザイナーの虎硬さんの初単著『ネット絵史 インターネットはイラストの何を変えた?』(ビー・エヌ・エヌ新社)が、10月22日(火・祝)に発売される。

インターネットのそこかしこに在るキャラクターイラストがいつから、どのようにして日常に溶け込んだのか。インターネットとイラストの切っても切れない関係について、両方の歩みを長年見つめてきた虎硬さんが迫る。

内容を少しだけ見てみる

『ネット絵学』の著者・虎硬

虎硬さんは1986年生まれのイラストレーター/デザイナー。

企業に勤務するかたわら、これまでにバンド「神様、僕は気づいてしまった」の1st Mini Albumのメインビジュアルやアニメイトのロゴデザインなどを手がけてきた。

近年は雑誌やブログなどでイラストに関するコラムなども執筆しているが、これまで、自主出版で『ネット絵学』『ネット絵学2018』を刊行していることでも知られている。

クリエイターへのインタビューとコラムで構成された『ネット絵学』と、そこにソーシャルゲーム市場、中国のクリエイター、バーチャルYouTuber(VTuber)など昨今の話題に切り込んだ考察を加えた『ネット絵学2018』の両書は、イラストレーターの現在やその歩みを知ることのできる、著者がイラストレーターならではの良書だ。

ちなみにAmazonでは価格が高騰している『ネット絵学2018』も、PDF版であればお手頃な価格で購入することができる(外部リンク)。

10本のインタビューから知る多様な視点

時代が平成から令和へと移り変わる約30年のなかで、インターネットの世界はアナログからデジタル、個人サイトからSNSへの移行が起きた。

そんな環境下でイラストはどのように変化し、そしてイラストを利用したビジネスはどのような発展を遂げたのか。

この点について本書は、pixivなど企業側と米山舞さんや寺田てらさんをはじめとした描き手側、その両者へのインタビューを計10本掲載し、現場の声を多角的に伝えようと試みている。

ネット絵史 インターネットはイラストの何を変えた? 5

本書で触れられているのはWindows 95、FLASH、mixiといった懐かしいワードから、pixiv、初音ミク、FGOなどここ数年で市民権を得たものまで幅広い。

平成から今に至るまでのインターネットとイラストの関係の変遷を網羅した本書は、過去だけでなく未来の展望を知る上でもきっと役に立つだろう。

『ネット絵史 インターネットはイラストの何を変えた?』をAmazonでチェックする

引用元

ネットとイラストの30年史紐解く イラストレーター虎硬『ネット絵史』刊行

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