『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

アレっぽい解説マンガや、やたらテンションの高い動画コンテンツ『ダイナミック訓練バカ訓練所』など、ダイナミックおバカな宣伝活動で話題になった、PlayStation 3用アクションシューティングゲーム『STARHAWK』が、5月10日に発売された。しかし実際のところ、一体どのようにダイナミック戦闘バカなのか。戦場レビュアーの私こと“ぬどん”は、それを検証するために本作品をプレイしたので、早速レビューしよう。

基本的な事

操作の基本は、左スティックで移動、右スティックで照準など、TPSの基本とも言えるごく普通の、遊びなれた操作感でプレイすることができる。ほかのTPSをプレイした事がある人なら、すんなりと遊び始めることができるだろう。

また、このゲームは対戦がメインなのだが、なんとL1ボタンに“オートエイム”が搭載されている! “オートエイム”なんか邪道だ! と思われる軍人の方々も居られるかもしれない。しかし! このオートエイムと、次に紹介する“ビルド&バトル”システムによって、かつてないスピード感で、目まぐるしく戦況が変化していくゲーム展開になり、それが本作の大きな魅力になっているのだ! ダイナミックな戦闘を存分に楽しめ!

ビルド&バトル

本作の魅力は、なんといっても“ビルド&バトル”システム! 敵から身を守る防壁、敵に自動的に攻撃する自動銃座、乗り物を呼び出せるようになるガレージなど、戦いを有利にする様々な施設をゲーム中にダイナミック建築することができる! 建築に必要な“リフトエネルギー”は、敵を倒したり自軍の陣地に居ることで手に入る。“ビルド&バトル”システムによってダイナミックに変化していく戦場で勝ち残るために、プレイヤーは迅速に戦略を立てながら軍備を補強しなければならない! そう、まるでリアルタイムストラテジーのような感覚で、戦場を支配していくのだ! これはダイナミック!

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

建築というと難しそうに思えるが、実際のところは非常に簡単だ! ビルド&バトルメニューから建てたい建物を選ぶ。すると、なんと目の前に空から建物が降ってきて、ズシーン! と激しい衝撃とともに施設が完成する! なんというダイナミック! 敵の攻撃を防ぎつつ装備を調達できる“補給バンカー”、味方が死んでしまったときの復活ポイントとして使える“アウトポスト”など、戦況を有利にする強力な建築物が、ポチっとビルドボタンを押すだけで、ズシーン! と空から落ちてくるのだ! これはすごいぞ! 次の写真は、建築物落下の瞬間を捉えた貴重な一枚だ!

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

そして、なななんと、さらに面白い事に、このとき、空から降ってきた建物で、敵兵を押しつぶすことが可能なのだ! 重量感あふれる建築物で、戦車だろうとホークだろうと一撃粉砕! 建物が降ってくるまで少々タイムラグがあるため、敵を押しつぶすのはなかなか難しいが、うまくきまり、敵がペチャンコになったときの爽快感は格別! まさか建築が攻撃になるとは夢にも思わなかった! うーん、ダイナミックでおバカだ!

それと、これは“ビルド&バトル”システムではないのだが、プレイヤーキャラクターが死んでしまった場合、空からポッドで落下して復活するのだが、このときに敵の頭上に落下することでも敵を粉砕できる! 本当になんでもありだ! こんなハチャメチャな、なんでもアリのバトルスペースで生き残るためには、あの手この手で敵を倒し、ダイナミック戦闘バカになるしかない!

ホーク

今作のタイトルにもなっている“ホーク”は、勝負の鍵を握る可変兵器だ。強いぞー、かっこいいぞー!

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

ちなみに写真は、今まさに、私がホークに乗り込むべくして飛び乗ったシーンを激写したものである! かっこいい! 余談だが、この20秒後に私は撃墜された。

ホークは、地上を歩行するメカモードと、空を飛行できるフライトモードに変形することができる。つまり空陸両用! ホークで制空権を制圧することが、勝利への第一歩だ! ちなみにメカモードだと、R3ボタンで地団駄を踏んで敵を踏み潰すことができる! これは屈辱的! 大きな兵器は足元が弱点、なんてことはよくあるが、こいつは一味違う! 空にも陸にも足元にも強い、まさにパーフェクトなダイナミック可変兵器、それがホークだ! ホークを生産できるようになる建物“ロンチパッド”を敵兵に壊されないよう、警戒を怠るな!

さて、次はゲームモードの紹介だ!

ストーリーモード

ストーリーモードは、雇われガンマン“エメット・グレイブス”を操作し、リフトエネルギーを巡る紛争を体験しながら、ゲームの基本を学ぶモードだ! いわばオンライン対戦への足がかり、チュートリアル! だが決して油断しては駄目だ。『STARHAWK』の基本をしっかり理解しないとクリアは難しいぞ! ストーリーデモはなにやらダイナミックに動くアニメーションで語られる。なかなか良い雰囲気だ!

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

プロスペクター

プロスペクターは、大量に襲い掛かってくる敵からリフト(本陣)を守るモードだ。リフトエネルギーは自動補給されないので、いかに無駄な建物を建てずに戦うかが鍵となる。なかなか難易度が高いぞ! リフトを設置する前にフレンドをゲームに招待すれば、最大4人まで徒党を組んで遊べるぞ! フレンドとボイスチャットで、何を建てるか相談しながら遊ぶと楽しいモードだ!

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デスマッチ

敵を倒した数が多いプレイヤーが勝利になる、ストイックな個人戦の対戦モードだ。油断している敵をハイエナのように探しまわり、背後からダイナミックに弾丸を打ち込んでやれ! 誰も助けてくれない、やや上級者向けのモードだ!

チームデスマッチ

2チームに分かれて、敵を倒した数を競う、基本となる対戦モードだ。自分の死が敵のポイントになってしまうため、単独行動で敵に隙を見せるのはご法度だ! 仲間と共に、“ビルド&バトル”で戦線を押し上げろ! ホークで飛び回り、制空権を握れ!

キャプチャーザフラッグ

2チームに分かれて、敵チームのフラッグを奪って自陣に持ち帰った回数を競う、対戦旗取り合戦モードだ。勝負に勝つには、敵の本陣へ攻め込む必要があるので、敵の本陣にある建築物をいかにして破壊するかが勝負の鍵! 破壊工作が成功して敵陣に穴ができたら、その一瞬の隙を突いて、チョウのように舞い、ハチのように刺す! そしてフラッグを持ち帰るのだ! 一瞬の判断が勝負を分ける、スリリングなゲームモードだ!

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ゾーン

2チームに分かれて、占領したエリアの広さを競う、陣取り合戦。これは私が個人的にイチオシのモードだ! 自軍、敵軍の陣地があちこちにあるので、大局的に戦いを見て建築物を建てていき、隙のある敵陣を攻め落としていくのだ! 手薄な敵陣に戦車で乗り付けるのに成功したときの達成感はたまらない! やったぞ!

『STARHAWK』なんでもアリのバトルスペースを体験せよ!【ゲームレビュー】

総評

ゲーム展開がハチャメチャで目まぐるしく変化する本作は、高テンションでゲームを楽しみたい! そんな人に特にオススメだ! さらに、基本的に対戦はチーム戦なので、TPSに慣れていない人でも楽しくプレイする事ができるぞ! 建築しまくって自軍の軍備を強化したり、壊れかけた乗り物を修理して回ったりと、TPSが苦手な人でもチームに貢献して楽しめるようになっているのが良い! 何より、ほかのゲームではあり得ないことが次々と起こるユニークなゲームだから、このゲームの楽しさは、このゲームでしか楽しめないぞ! ぜひとも、プレイしてみて欲しい!

タイトル:STARHAWK
機種:PlayStation 3
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
価格:5980円
発売日:2012年5月10日
ジャンル:アクションシューティング
プレイ人数:1人(オンライン時:1~32人)
『STARHAWK』公式サイト:http://www.jp.playstation.com/scej/title/starhawk

(C)2012 Sony Computer Entertainment America LLC

(ゲームレビュアー:ぬどんhttp://game.getnews.jp/a/1022

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