Instagramのいじめ対策としての制限機能が日本を含め本格稼働 誰でも利用可能に

オンラインでのいじめ対策機能として、7月に「投稿しようとしているコメントが他者を傷つける可能性がある場合、事前に通知して再考を促す機能」と、「特定のアカウントのコメントを非表示にし、ダイレクトメッセージに既読がつかない制限機能」の2つを追加したInstagram。10月3日、この2つのうちの制限機能の方を、日本を含む全世界で本格稼働したことを発表しました。


https://twitter.com/instagram/status/1179444032633622528

特定ユーザーのアカウントを制限するには、コメントを左にスワイプするか、「設定」の「プライバシー設定」や相手のプロフィールから設定可能です。

制限機能を有効にすると、指定された特定ユーザーからのコメントは、第三者が閲覧できないようになります。特定ユーザーからのコメントがあっても通知は届きませんが、「コメントを見る」をタップすることで、特定ユーザーからのコメントを確認・承認・削除・無視することが可能です。

特定ユーザーからのダイレクトメッセージは、自動でメッセージリクエストに移動。メッセージを読むことは可能ですが、既読になったことやオンライン状態であることは相手に知られることはありません。

今回Instagramユーザーなら誰でも利用可能になった制限機能は、オンラインでのいじめに悩む若い世代が、被害報告や相手をブロックすることをためらう傾向があることを踏まえた上での対応となっています。

制限機能の最大のメリットをまとめると、制限機能で指定した特定ユーザーが自分に対してどういう態度でいるかを把握することができつつ、特定ユーザーには制限機能を有効にしたことを知られることがないという点でしょうか。


https://twitter.com/TODAYshow/status/1179369459938709506
アメリカではテレビ番組やニュースでも取り上げられるなど社会的関心も高いようです。

※画像とソース:
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/10/restrict/
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/07/antibullyingmoment/

(執筆者: 6PAC)

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