食糞はこうやって克服した:その全貌とは(よっちことサン太 )

食糞はこうやって克服した

今回はよっちことサン太 さんのブログ『よっちことサン太 』からご寄稿いただきました。

食糞はこうやって克服した:その全貌とは(よっちことサン太 )

自分の愛犬が食糞しているのを知ってしまったら愕然となりますよね。
今まで、可愛い可愛いと抱っこしながら「ペロペロ」されながら、その裏ではウンチを食べていた事が解ったら…。

そんな愛犬をどこまで愛しきれるのか。
是非、その食糞の習慣を止めさせないといけないと言うことで色々と悩んだり愛犬を監視したり、エサを変えたり、ネットで調べたりでやっとの思いで食糞をするのを忘れてくれました。
その方法を纏めてみましたので、食糞で悩んでいる方があれば是非参考にしてください。

最初に食糞に気づいたのは生後90日頃です

それは、本来あるべきペットシーツの上にウンチが無く、同じサークル内のクッションの上にウンチが転がっていた事が、食糞に気づいた事の始まりです。

基本的には、ウンチをするとすぐに片付けます。
お尻をティッシュで拭いてあげてウンチをトイレに流します。

では、どうしてウンチがクッションの上に存在することとなってしまったのかを調べないとイケマセン。
我が家では、チワワのサン太の監視の為に監視カメラを設置しています。
録画で確認すると、ウンチを加えてクッションまで持っていっている事が判明しました。

何度も書きますが、ウンチをしているのを見つけるとすぐに片付けるので基本的には、そのウンチを食べる時間は無いのです。
ウンチをする時間帯も、食事をしてから暫くの間と判明しているので、その時間帯は特に注意をしています。
でも、そのウンチを1回でしっかりと出してくれない時もあるのです、すると片付けたと安心をしている間に再びしてしまう時があるのです。
それも、誰かが見ている状態であれば再び片付けたら終わりなので問題はありません。

しかし、四六時中誰かが気をつけているが出来ないので油断することもあります。
ほんの少し目を離した瞬間にウンチをして運んでしまう事もあるのです。
排便は誰にも見られたく無い本能が備わっているような気もします。
それは、排便時に外敵に襲われる可能性があるからかも知れませんね。

その後暫くして、再び本来あるべきところにウンチが無く、でもウンチをした形跡がある事件が発覚しました。
再び監視カメラのビデオで確認したところ、ウンチをクッションに持って行って食べているのです。
もう、その様子を見て愕然としました
まさか、うちの仔が!
えええ、どうしてサン太と接したら良いのか?
一瞬解らなくなりました。

獣医さんに聞くと本能だからと…

その後、ワクチン注射で動物病院に行く機会が有ったので、獣医さんに聞いてみると「ウンチを食べるのは本能ですから」と、簡単に本能だから仕方がないと言われました。
えええ、本能だからウンチを食べても仕方がないから諦めろ!ってか。
ウンチを食べるのを止めさせる方法を教えてくれないのか!
全く、信じられません。
自分の犬がリビングでウンチを食べていても放置するのか?
と思いながら、頼りに出来ない。
頼りは自分と家族だけ!
と言うことで色々とプランを検討することになりました

毎回食糞をするのでは無い

この食糞は、毎回では無いのです。
ウンチをしてから、おとなしく離れたクッションに座っている事もあるのです。
ですから、ウンチを食べる時と食べない時があるのです。
なぜそのような行為をするのかが理解できなかったのです。

そこで、ウンチをした後すぐに片付けずに放置するとどのような行動をするのかを隠れて監視することにしてみました。
すると、ウンチをしてからそのウンチの臭いを嗅ぐ行為をしたので、陰から大きな音を出したり叱ったりしたところ、、ウンチをした後は離れたクッションに行って大人しく座っているようになり、これで一安心と思っていました。

ところが、数日して再び食糞を発見してしまったのです、毎回では無いのです、数日に1回ぐらいのペースなので、何故なのかが解りませんでした。
以前に叱っているので、誰かが見ている時は、叱られるのを理解しているので食糞はしないようです。
でも、誰も見ていない時は食糞をするのです。
それも、多分誰も居ないときに(本能だから)ウンチをして食糞をするのでたちが悪いです。

また、以前はオシッコをした時やウンチをした時に「キュンキュン」と呼ぶ時もありました。

何故食糞をするのか

そこでインターネットで色々と調べてみたり、考えたりしたのが次の通りです。

1.小さい時に母犬が自分のウンチの処理をしてくれていた事を覚えている
2.その時に自分も食べていた
3.その時と同じペットフードを食べているので、同じウンチの臭いがするので同じ行為をしてしまっている
4.栄養が足りていないのでウンチで補充している
5.ストレスが溜まっている
6.本能だから
7.ウンチを隠したい

このあたりが食糞をする理由では無いかと考えました。

この理由1・2・3・4に基づきペットフードを変更する対策を取りました

1・2・3・4については、ペットフードを変更することでウンチの臭いも味も変化するはずなので対応可能だと判断し、今まで与えていた(生まれた時に与えられていた物)から別の物に変更しました。
前のエサは、ペットフードその物みたいな臭いのエサで、ウンチの量も多くて臭かったので、それがエサの臭いに似ていて気になって食べてしまったのかとも考えました。

2017/2/9
今回変更したのは、ロイヤルカナンです。
このペットフードは臭いがポテトチップスの様な美味しそうな匂いがするので、今までと全く異なるので期待できました。
ペットフードを変えた後のウンチは、今までの半分の量です。
ウンチの臭いも今までよりも全然に臭わず、片付けも楽になりました。

2017/2/12
そして3日程、何事もなく経過したところ、再びウンチが無くなってしまっている事件が発生しました。
録画を確認すると、ウンチをして間を空けず、速やかにウンチを咥えてクッションに持って行って食べてしまっていました。

今までは何事も無かったのに、突然再発したのです。

その原因を色々と考えたところ、その食糞をする前に叱っていた事を思い出しました。
以前にも食糞をする前は、叱っていた記憶があります

と、言う事は、叱った結果ストレスが蓄積した結果食糞に走ってしまう可能性も出てきました。
でも、まだ仔犬ですから、躾も大切ですから、叱らないといけません。

その後も数回、家族が気づかない間にウンチを運んで食べたり、食べている途中であったり、違う場所に移動されていたりされてしまった経緯がありました。

ペットフードだけでは駄目だったのでおやつ対策をとってみました

そこで考えた結果は
叱る回数を減らして、叱る状態から気をそらす方法を取ることしました。
何か要求する鳴き声を出したら無視せずに「見に行ってあげる」こと。
ウンチをした時におやつをあげて、ウンチをしたらご褒美がもらえることを覚えさせる方法を取ってみることにしました。

上記にも書きましたが、排便をすると「キュンキュン」と言って呼んでくれていたことがありました。
それが、最近は無くなってきていたのです。
でもその「キュンキュン」が「排便をするよ」を教える声なのか、甘える声なのかが解らない時があるのです。
ネットでは、要求吠えは放置することと書かれています。
ですから、放置する事もありました。

今となって考えると、何か言いたいことがあるから「キュンキュン」と呼んでいるのに放置しておくのも、やはりこの子には良くない可能性もあるのではと思うようになりました。
その為、鳴いたらとりあえず、何故鳴いているのかを聞いてあげる為(考える為)に無視しない事にしました

その後の経緯

2017/2/22
ウンチをした後におやつ作戦
1日目は、ウンチの後にチチボーロ(ボーロちゃん)をあげると、喜んで食べていました。

2017/3/1
それから、1週間今のところ問題はありません
私たちもウンチをする時間帯が大体解って来ているので、その時間帯は特に気を付けているのもあるからです。
サン太については、食糞をするのは、
夕方で、叱られたりして「イライラ」している時の条件が重なった時に今まで食糞をしていたので、特にその条件が重なる時は注意を払っています。

チチボーロをあげると喜んで食べているので、ウンチをしたらサークルの端っこまで飛んできていますので、ウンチから離れています。

今までは、誰かが見ている状態でウンチをしていますので、誰も見ていない状況で、上記の夕方とイライラが重なった時にどのような態度を取るかが問題なので、確認が必要です。
でも、あえて放置して再び食糞をされてしまうと、今までのご褒美の作戦が無駄になる可能性もあるので、そう安々とは出来ません。
いずれにしても、まずはチチボーロを喜んで食べる事を完全に覚えてもらう必要があります

2017/3/7
チチボーロをウンチの後にあげるようになってから、そろそろ二週間です。
今のところ、食糞は一度もありません
オシッコやウンチをする時間帯は特に気をつけてチワワのサン太を監視しているので失敗は無いのかも知れませんが、食糞をしていた時も同じようには気を付けていたので、やはり何かが変化しているのだと思います。
オシッコやウンチの前にはサン太が声を出したりしていますので、注意してあげられるようになってきています。
ウンチをした後も、チチボーロをあげるのを待っている感じもしますので、やはりウンチの後におやつをあげるのは効果があると思われます。

2017/3/12
今日は目を離している間に2回もウンチをされていました
1回目はトイレ用のトレーでは無くて毛布が敷いている場所と敷いていない中間の場所で、家族が見ていない時にウンチをしていました。
その前にオシッコをしたのを確認してから、コーヒーを入れに台所に行って戻ってきたらウンチが転がっていました。
そこで、監視カメラの録画で確認すると、ウンチをしたあと臭いを嗅ぎに2回ほど近づいてはいるのですが、咥えたり食べたりしていませんでした。

2回目は、私たちが夕食の時間帯で、サン太がトイレ用のトレーのシーツを何度も「カキカキ」するので、落ち着いて夕食が取れない為に、食事の間だけトレーにイタズラ出来ないように撤去していたところ、本来トレーのある場所の近くでウンチをしている事を発見しました。
あとで、監視カメラの録画で確認したところ、匂いは嗅ぎに近づきましたが触っていませんでした
今回の2回のケースでは、ウンチをした後臭いを嗅ぎには近づいてはいますが、それを咥えたり食べたりはしていませんので、かなり克服しているようです。
我々ももうちょっと注意を払っておかないといけません。

毎日毎日、サン太のウンチをしている所を確認して処理するのって、結構大変です。
チョット油断すると知らない間にされてしまいますから・・・・・・(^^;

2017/3/13
今日も家族が朝の支度をしている最中にウンチを見逃していました
でも、ウンチをした直後に妻が気づいた模様で何ら食糞の形跡はありませんでした。

2017/3/14
今日も家族が朝の支度をしている最中にウンチを見逃していました。
今回も、ウンチには手を付けずに「キュンキュン」と呼んでいたようです。
今までも、朝に食糞をした事がありませんので、問題は夜にどうかと言うことです。

2017/3/26
前回3/14から今日までの間に2回ほどウンチをしたタイミングを逃しています
時間帯は、朝と昼のそれぞれ1回ずつですが、ウンチを触ったり運んだりした形跡はありませんでした。
食糞は今まで夕方から夜にかけての時間帯でしたので問題が無かったかもしれません

そしてついに夕方にウンチをするタイミングを見逃してしまいました。
私が、ソファーでくつろいでいると何かウンチの臭いがしてきたので、サークルに確認にゆくとトイレのトレーにウンチがされていました。
その時、チワワのサン太はと言うと、サークルの隅で大人しくしている状態でありました。
夕方の危険な時間帯でウンチを見逃してしまったので、一瞬焦りましたが大丈夫でした。
この調子でゆくと、食糞の癖も治った気もしますが、油断は出来ません。
引き続き観察を続けてゆく予定です。

2017/4/7
最近は、チワワのサン太の生活スタイルを変更した事もあり食糞をする危険な時間帯は一人にしない事にしましたので、食糞はありません
それは、特に危険な時間帯は、クレートの中で寝ているからです。
我々が昼食や夕食をする時間帯は、クレートで寝かせているので我々も落ち着いて食事がとれますし、食事が済んでから起こすので誰かが見てあげることが出来るので、ウンチを放置しておくことは全くありません。
ですから、食糞はありません。

食糞が完全に無くなったのかと聞かれれば、まだ完璧だと言う自信はありませんが、我々が居る時にウンチをしてもいたずらや食べる事はありませんし、近づく事もなくなっています。
ウンチをすると「おやつ」が貰えるのを完全に覚えているようで、ウンチをしたらおやつを催促します

取り敢えずこの調子で対応してゆくようにしたいと思います。

2017/4/26
2月22日から今日まで、ウンチをした後に「おやつをあげる作戦」を実施した後の食糞は一切ありませんでした

勿論、ウンチをすると直ぐに片付ける体制を取っていますので、おいそれとは食べさせませんが、でも我々が見逃す事もあるので完璧に防いでいるとは言えませんでしたが、大丈夫でした。

生活スタイルの変化

その後、チワワのサン太も成長してきたのでサークルからリビングに生活スタイルが変化してきました。
今までは、一日中サークルに入れていたのを、徐々にサークルから出してリビングで生活をさせるようになってきました
また最近では、ウンチやオシッコをリビングの決められた場所で出来るようになったので、サン太が寝ている時以外はリビングで生活しています。
ですから、リビングに居る時は常に目が届く状態になっています

我々が食事をする時間帯は、サン太をクレートに入れて寝かせるので、食事をしている間にウンチはしないので、その間に食糞をすることは一切なくなりました。
以前は、我々が食事中にウンチをすることがあり、その時にウンチを咥えて持って行った事もあり落ち着いて食事どころではありませんでした。
でも今は、サン太がクレートで寝てくれているので落ち着いて食事が出来るようになっています。

サン太も一旦クレートに入れば2時間は大人しく寝ているか「まったり」しています。
サン太自身も、我々が食事をしているのを見ないので落ち着いていられると思います。

また、我々が買い物の為に外出する時は、サークルに戻して部屋の電気を消しシャッターを下ろして部屋を暗くします。
するとサン太は、部屋が暗くなったことで寝ないといけないと思い、自分のベッドに入って寝てくれるようになっています。

我々は買い物に行くと2~3時間ぐらいで帰ってくるのですが、その間サン太はゆっくりと寝ているようで、ウンチやオシッコもしたことがありません。

これらの環境の変化もあってチワワのサン太の食糞は無くなったと思っています。

これ以上追跡しても切りがありませんので、一旦ここでまとめておこうと思います。

まとめ

家族同然のワンちゃんが食糞をする事に気づかれたら大きなショックですよね。
是非とも直してあげたいと思いますよね。

私が色々と試した結果で効果があったものは、ウンチをするとおやつをあげて「気をそらせる」、おやつをあげて「ウンチをするとご褒美がもらえる」と言う事を覚えさせることにより食糞することを忘れさせる。
気をそらせるという方法です。

でも、ウンチをした時は必ず直ぐに片付ける事も忘れてはいけません。
私達も、まだサン太を家に置いたまま長時間外出をした事がありません。
もし、その間にウンチをしてしまったら果たして我々が家に戻るまでトイレシーツの上に存在しているのかは検証出来ていませんし、まだその自信はありません。

その結果が出るのは、これから半年、1年と時が経過した時にその結果が判明するのでは無いかと思っています。

でも、今はチワワのサン太を喜んで抱っこしたり、チワワのサン太に喜んでペロペロと舐めて貰ったりしています。
チワワのサン太を汚い物を見るような目で見る行為が無くなったので、より愛情を持って育てて行ける事を喜んでいます。

全てのワンちゃんが同じと言うわけでは無いとおもいますが、
もし、食糞で同じように悩んでおられる方があれば参考にしてください。
そして、頑張ってくださいね。

 
執筆: この記事はよっちことサン太 さんのブログ『よっちことサン太 』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2019年10月5日時点のものです。

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