消費税も増税で令和には大不況がやってくるのか 金ピカ先生の訃報で見る「バブル勝ち組」の現在

消費税も増税で令和には大不況がやってくるのか 金ピカ先生の訃報で見る「バブル勝ち組」の現在

代々木ゼミナール、東進ハイスクールのカリスマ英語講師で「金ピカ先生」こと佐藤忠さんが、都内の自宅で死去していたことが報じられました。
タレント活動もしていた全盛期は年収2億円とも報じられましたが、最期は生活保護受給の独居老人68歳でした。24日、デイケアセンターの職員が自宅を訪問したところ、亡くなったことが判明。死因は不明のため司法解剖が行われるとのことです。
ご冥福をお祈りします。
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佐藤さんが予備校講師をなさっていた頃は、団塊ジュニアの学生が多くて、バブル経済の真っ只中でしたから、予備校の業績も絶好調。講師の待遇も破格でした。良い時期に稼ぎまくったのは幸せでした。
でも、金銭感覚が狂ったまま歳を重ねて、老後は夫婦で喧嘩が絶えず、クルマ道楽が原因で奥様と喧嘩してDV問題などもあり、別居、離婚調停……こういった近況を、昨年スポーツ報知が報じていました。
「バブル後遺症の老後は、勝ち組ほど、悲惨だったりします。また、スタッフにも高齢者のバイト応募が激増しています。弊社にも古いベンツで通勤する高齢者スタッフが増えています。余裕がないから新しいクルマは買えないし、クルマを売るわけにもいかないという人が過去の栄光のクルマを乗り潰すのです」(デイサービス役員)
金ピカ先生は、氷山の一角で、公務員やサラリーマンのように年金受給が期待できない自営業者を中心に生活保護や比較的若く介護施設の世話になる人、老後も働き続ける人が増えているそうです。
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「大手百貨店と取り引きあった化粧品会社の社長、都心にビルや店舗を構えていた飲食系社長、ゲームセンターへのゲーム機卸で一世風靡したエンタメ系起業家、昭和バブル期限定で美味しい思いをした方々に、バブル後遺症は少なくありません。一攫千金を狙って投資詐欺に遭ったりして資産を減らし、金銭トラブルから離婚し、独居老人という悲劇は多く見られます。高齢者でも雇用されるバイトは、介護、ビルやマンションの管理人、清掃等。雇う側も足元をみて、安い給料でも雇われるだけ幸せと洗脳するようなブラック企業で酷使されている老人も少なくありません」(法律事務所関係者)
年金問題が報じられる中、かつてバブルの象徴だった方の寂しい老後は、老後への備え、社会福祉の充実などと色々考えさせられます。(文◎神田川涼香)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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