テイクアウト容器のリユースサービスを展開する米ポートランドの「GO Box」
・地元のフードトラックらと提携し、テイクアウト容器のリユースを推進
ポートランドは、フードトラックと呼ばれるテイクアウト専門屋台が600軒以上あり、多様なフードメニューを安価に楽しめることで知られている。「GO Box」では、地元ポートランドのフードトラックや地域密着型スーパーマーケットNew Seasons Marketら、80以上の事業者と提携。
年額21.95ドル(約2360円)、もしくは月額3.95ドル(約425円)を支払った個人会員は、専用モバイルアプリで提携店を検索して注文し、店舗に出向いて「GO Box」のリユース容器に入ったテイクアウトメニューを受け取り、食べ終わったら、使用済み容器を回収スポットに持ち込む。
使用済みの容器を回収スポットに持ち込む際、容器を返却した証として回収スポットに掲示されているQRコードを専用モバイルアプリで読み取ると、再び、「GO Box」を通じてテイクアウトメニューを注文できる流れだ。
「GO Box」では、回収スポットに持ち込まれた使用済みの容器をまとめて洗浄し、消毒したうえで、提携店にこれを配布。
「GO Box」のリユース容器は、ビスフェノールA(BPA)やビスフェノールS(BPS)を含まないポリプロピレンでできており、軽量で運びやすく、丈夫で、1000回以上、リユースできるのが利点だ。
・ポートランドとサンフランシスコで展開中
「GO Box」は、現在、ポートランドのほか、サンフランシスコでも事業を展開。
これまでにテイクアウト容器22万5000個以上の廃棄を抑制している。(文 松岡由希子)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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