いま北関東の蔵がアツい! プロイチオシの列車旅で飲みたい日本酒5選
近頃人気が高まっている日本酒。日本酒の名産地として名高い東北エリアはもちろん、日本酒好きの間で注目の集まっている北関東エリアにも、おいしい日本酒がたくさんあります。
車窓を見ながらお酒をゆっくり味わえるのは、列車旅ならではの魅力。特に、地域らしさが感じられる日本酒をお供にすれば、旅情がいっそう高まります。そこで今回は、「新幹線呑みにぴったりな東日本の日本酒」を、はせがわ酒店 東京駅GRANSTA店さんに紹介していただき、びゅうたび編集部で飲み比べてみました。
東京駅で日本酒を買うなら「はせがわ酒店」
今回日本酒をオススメしてもらったはせがわ酒店さんは、日本全国の日本酒を取りそろえる専門店。中には、地方の蔵元と共同で開発したオリジナル商品や、都内ではなかなか手に入らないレアな商品も。
商品を購入すると、おちょこサイズの小さなプラスチックコップを付けてくれるのも、新幹線呑みにぴったり。
さっそく飲み比べよう
そんなはせがわ酒店さんに選んでいただいたのが、こちらの5種の日本酒。同じくはせがわ酒店さんオススメのおつまみを肴に、さっそく飲み比べてみます。
クラシック仙禽(せんきん) 亀ノ尾(栃木県 株式会社せんきん)
御慶事 純米吟醸 雄町(おまち)(茨城県 青木酒造)
伯楽星 特別純米(宮城県 新澤醸造店)
山本 純米大吟醸 朝日(秋田県 山本合名)
あぶくま 純米吟醸 山田錦(福島県 玄葉本店)
【今回試食したのは…】
びゅうたび編集部K:40代女性。日本酒が大好き。新幹線に乗る前に日本酒を選ぶのが至福の時間。 びゅうたび編集部N:20代女性。普段はあまりお酒を飲まない。日本酒初挑戦。 びゅうたび編集部M:30代女性。新幹線ではビール党だが、酒蔵見学での試飲は好き。 びゅうたび編集部A:40代男性。お酒全般好きだが、日本酒を意識して飲む機会があまりない。クラシック仙禽亀ノ尾
クラシック仙禽亀ノ尾 (栃木県 株式会社せんきん)
税別 1,637円
【バランス】
さっぱり ―★― しっかり
初心者好み ★―― 玄人好み
【はせがわ酒店 オススメコメント】
日本酒といえば東北というイメージがありますが、最近は日本酒好きの間で北関東エリアが注目されています。人気の蔵元も増えていて、こちらの仙禽(せんきん)は栃木県の蔵元の商品。使われている「亀ノ尾」という米は古代米に近いタイプで、非常に力強い味わいが特徴。塩辛のような味の濃いおつまみにぴったりです。
【びゅうたび編集部のコメント】
びゅうたび編集部K:私の推し酒! 高級ワインの「ドメーヌ製法」のように、田んぼのそばに蔵があって、原材料である米を育てる水と仕込み用の水は、同じ水源のものを使用しているんだって。 びゅうたび編集部M:白ワインみたいな味! だからなのか、サラミにすごく合いますね。 びゅうたび編集部A:飲みやすい! 爽やかですね。はせがわ酒店さんに選んでもらった、味の濃い「ほたるいか姿干し」にもぴったりです。ぴったりのおつまみ
一杯の珍極 濃厚ほたるいか姿干し
税別 275円
御慶事 純米吟醸 雄町
御慶事 純米吟醸 雄町(茨城県 青木酒造)
税別 ¥1,800
【バランス】
さっぱり ――★ しっかり
初心者好み ―★― 玄人好み
【はせがわ酒店 オススメコメント】
こちらも北関東のお酒。若い方が蔵を継いで、ブラインドで試飲を行うコンテスト「SAKE COMPETITION」でもさまざまな賞を獲っているという、まさに次世代の蔵元さんです。酒造好適米※として人気の雄町(おまち)という米が使われ、フルーティーでしっかりとした味わい。雄町を使ったお酒だけを集めて出来栄えを競う「雄町サミット」というものがあり、そこでも優秀賞を受賞しています。
※編集部注:日本酒の原料にするための適性が高い米のこと
【びゅうたび編集部のコメント】
びゅうたび編集部M:飲みごたえある! 週末にゆっくり飲みたい。 びゅうたび編集部K:日本酒好きとしては、「雄町」と聞いただけで反応してしまいます。雄町のお酒は何種類か飲んだけど、これはとくにフルーティー! びゅうたび編集部N:舌への刺激が強いけど、香りは華やかですごく好み。甘めの焼き菓子「ちび棒」と、意外と合います。ぴったりのおつまみ
宝山焼酎もろみ入り菓子 ちび棒
税別 ¥300
伯楽星 特別純米
伯楽星 特別純米(宮城県 新澤醸造店)
税別 ¥1,300
【バランス】
さっぱり ★―― しっかり
初心者好み ★―― 玄人好み
【はせがわ酒店 オススメコメント】
商品の入れ替わりが激しい当店のラインナップの中でも、こちらは定番商品として通年で置いています。今回ご紹介する5本の中では最もスッキリした飲み口のお酒なので、普段あまり日本酒を飲まない方にもオススメ。同じシリーズの「伯楽星 純米大吟醸」は、東北・北海道新幹線のグランクラスでも提供されています。
【びゅうたび編集部のコメント】
びゅうたび編集部A:すごく飲みやすい! スッキリしているから、駅弁を食べながら食中酒として飲むのもよいかも。 びゅうたび編集部K:さっきの御慶事が週末に飲みたいお酒だったら、伯楽星は平日でも気軽に飲みたいお酒だな〜。 びゅうたび編集部N:香りが控えめであっさりしているので、あまりお酒を飲まない私でも飲みやすい。うなぎボーンをおつまみにすると合う。ぴったりのおつまみ
京丸 うなぎボーン
税別 ¥200
山本 純米大吟醸 朝日
山本 純米大吟醸 朝日(秋田県 山本合名)
税別 ¥1,528
【バランス】
さっぱり ――★ しっかり
初心者好み ―★― 玄人好み
【はせがわ酒店 オススメコメント】
こちらは当店のオリジナル商品です。酒造好適米ではなく、岡山県産の食米「朝日」が使われていて、とてもフルーティーな味わいです。山本合名は、1901(明治34)年創業の歴史ある蔵なのですが、蔵内にビートルズを流したり、麹室をロボット掃除機が掃除していたりと先進的な一面も。
【びゅうたび編集部のコメント】
びゅうたび編集部M:結構ガツンとくるね。食米の「朝日」が使われているところが気になる。ごはんとして炊いた「朝日」と合わせてみたいな。 びゅうたび編集部K:酸味がすごく豊か! 後味がスッと消えるから、つい飲みすぎちゃいそう。 びゅうたび編集部A:さっき飲んだ伯楽星ほどではないけど、すごく飲みやすい。いろいろなおつまみに合いそう。列車呑みならかきの燻製かな〜。ぴったりのおつまみ
五光食品 燻製かき
税別 ¥411
あぶくま 純米吟醸 山田錦
あぶくま 純米吟醸 山田錦(福島県 玄葉本店)
税別 ¥1,500
【バランス】
さっぱり ――★ しっかり
初心者好み ――★ 玄人好み
【はせがわ酒店 オススメコメント】
無濾過・生詰で造られた、王道の味わいを持つお酒です。飲み口はスッキリ、バランスも良く、お米の味わいもしっかりとあるので、お肉料理や、うなぎの蒲焼なんかにもよく合います。
【びゅうたび編集部のコメント】
びゅうたび編集部K:最初のインパクトは薄いけど、飲んでいるうちにどんどんおいしさがわかってくる。質感が少しトロッとしているのも良い! びゅうたび編集部A:確かに、うなぎの蒲焼と一緒に飲みたいな〜。すき焼きみたいな日本の肉料理にも合いそう。 びゅうたび編集部M:お肉系の駅弁に合いそう。ずっと飲める味だね。はせがわ酒店のレジ前で売っている、やき蛤・あさり串の甘辛味が合うよ!ぴったりのおつまみ
いかだ焼本舗正上 やき蛤 直火焼き干いわし あさり串
やき蛤 税別¥213、干しいわし 税別¥66、 あさり串 税別¥195
旬に合わせて飲んでみよう
今回紹介した日本酒は、2019年8月に、はせがわ酒店 東京駅 GRANSTA店で取り扱われていた日本酒。どの季節でも販売しているとは限りませんが、見つけたらぜひ試してみてくださいね。
野菜やフルーツと同じように季節と共に旬が移り変わる日本酒は、車窓から自然を眺めながら楽しむのにぴったり。今度の列車旅には、旬の日本酒をお供にしてみては?
スポット情報:
はせがわ酒店 東京駅 GRANSTA店
JR東京駅 B1F グランスタ内
営業時間
08:00 – 22:00 (月~土・祝日)
08:00 – 21:00 (日・連休最終日の祝日)
掲載情報は2019年9月24日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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