希少! 赤身の美味さを追求した「愛媛あかね和牛」が東京上陸
愛媛あかね和牛とは
登場したばかりの新ブランド牛「愛媛あかね和牛」を試食してきました。
あかね和牛は愛媛県産黒毛和牛をベースに飼育された品種なのですが、特筆すべきはその肉質。一般の和牛と比べて脂肪が10%少ないのですが、うまみ成分であるグルタミン酸の含有率は1.8倍となっています。
和牛としては珍しい脂肪を抑えたタイプの肉質のため、赤身の美味しさを中心に楽しむことができます。
登場したばかりでかなり希少なあかね和牛ですが、東京都内飲食店5店舗でいち早く味わうことができる模様。愛媛の地酒と共に紹介したいと思います。
愛媛あかね和牛の藁焼き~今治野菜添え~
「これまではサシ重視だった」という和牛ですが、あかね和牛は愛媛特産のかんきつと亜麻仁油で育てられ、その肉質はヘルシーなバランス。
見とれるようなきれいな赤ですが、決して脂が少ないわけではありません。口に含むと、なるほど、多すぎない脂が赤身を味わうのに程よい量に保たれていることがわかります。
こちらのメニューは、みずみずしい肉を取り巻く 焦げたわらの香りもアクセント。
藻塩がしっかりと赤身の美味しさを引き立てていることを実感しながら、弾力のあるあかね和牛を噛みしめます。牛肉特有のクセや香りは無いので、赤身肉の持つ、ほんのりとした酸味の後から染み出る旨味をしっかりと感じることができます。
この藁焼き、スダチをかけるとまた性質が変わり、脂よりもさらに赤味を強く感じられます。また、かんきつを食べて育ったあかね和牛だからこそ、スダチとのマッチングも抜群。
あわせる地酒は「山丹政宗 しずく媛」
鼻に近づけただけでものすごく立ち上るフルーティーな香り。骨太な口当たりで味わいの余韻が長いタイプのお酒なのですが、藁焼きの赤身とあわせると、旨味と調和しながらほど良い香りを残します。食事と併せるとキレが良いタイプ。
愛媛あかね和牛のロースト 梅とフォンドボーのソース
赤身好きなら食べておきたい絶品のローストビーフ! フォンドボーが赤身の美味さをより引き立て、梅のほんのりとした残り香が上品な肉質に新たな風味を添えます。
熱が加えられたことで適度に流れた脂が、赤身からしみだす旨味と絡み合います。
地酒は「桜うづまき 桜風」とあわせました。
このお酒、余韻が強く残り単体では決してキレが良いタイプではないのですが料理とあわせるとキレが良く感じる不思議。わずかな酸味と苦みがフックとなって、ローストビーフの旨味が倍増するような印象です。相乗効果すごい!
今回地酒をチョイスしたのは「お酒の神様」こと横田商店の横田さん。
鼻の奥に残る食材の香りと、お酒の持つ含み香だけでなく、渋みや酸味、苦みがもたらす食事とのマリアージュを考慮し、あかね和牛にあうお酒を選んだそうです。
日本酒の品評会ではこうした要素は雑味としてマイナスになることもあるが、食事とのマリアージュを考慮した場合、渋み、酸味、苦みは重要になってくるのだそう。あかね和牛の旨味に負けない余韻を持つ銘柄が揃えられました。
8月末までにA3~A5等級として選別されたのはわずか19頭。まだまだ頭数に制限がある愛媛あかね和牛ですが、首都圏5店舗では期間限定で味わえます。希少なブランド牛、その旨味をぜひ楽しんでみてください。
「愛媛あかね和牛」期間限定メニュー 実施店舗
SHIKOKUバル88屋 コレド室町店 9/1(日)~9/30(月)
東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 2F
03-6262-3100
「愛媛あかね和牛のロースト 梅とフォンドボーのソース」1,680円
地酒:「山丹政宗 しずく媛」、「桜うづまき 桜風」
四国味遍路88屋 丸の内店 9/1(日)~9/30(月)
東京都千代田区丸の内1-4-1iiyo!! B1F
03-6273-4560
「愛媛あかね和牛の藁焼き~今治野菜添え~」2,380円
地酒:「山丹政宗 しずく媛」、「桜うづまき 桜風」
鯛めし&京風おでん 折おり 9/1(日)~9/30(月)
東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル1F
03-6459-1888
「愛媛あかね和牛の内もも肉タタキ」1,280円 ほか サーロインステーキなど
地酒:「川亀 山廃純米」、「風の里 特別本醸造」
天外天 9/14(土)~9/30(月)
東京都文京区千駄木3-33-6 中慶ビル
03-3822-3333
「愛媛あかね和牛すね肉の四川味噌煮」1,700円
地酒:「桜うづまき 咲くら」「京ひな 一刀両断」
季彩や ひで 9/14(土)~9/30(月)
東京都新宿区神楽坂 6-23
03-6265-3778
「愛媛あかね和牛のったき みがらし添え」850円 ほか ステーキ、カツレツ、すじ肉煮込みコロッケなど
地酒:「城川郷 尾根超えて」
※価格はいずれも税別
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