気づかいのつもりが「媚び」に? 働く女性のための気づかいレッスン

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気づかいのつもりが「媚び」に? 働く女性のための気づかいレッスン

「職場の飲み会では、女性は率先してお酌をしなくてはいけない」

こうした昭和の価値観や風潮は批判される事が多くなりました。ところが、職場によってはまだ女性がやって当然だという雰囲気が残っている所もあるでしょう。

お酒の席で女性が愛想よくお酌やとり分けをすることは、一見すると「女性らしい気遣い」ですが『はたらく女子の気づかいレッスン』(大和書房刊)の著者である能町光香さんによれば、そのような振る舞いは女性自身にとってマイナスになることもあるそうです。

能町さんは「気がきく社員の仕事術」「気づかい美人の仕事術」など「気づかい」に関するセミナーも行う気づかい研究家です。

あるとき外国人の上司と一緒に取引先との会食に行った能町さん。

上司は若い女性がお酌をしてまわっているのを見て、「なぜ彼女はお酒を注いで回っているんだ? 仕事は完璧なのに、あれでは対等なビジネス相手に見えないよ」と言ったそうです。

このように、気遣いのつもりで行っていても、場合によっては相手に媚びているように見えてしまうこともあるといいます。

また、過度な謙遜もプロフェッショナルにふさわしい振る舞いとは言えません。

謙遜は美徳ではありますが、せっかく褒めてくれた相手を否定してしまう事になりますし、ビジネスの場での謙遜は「責任放棄」と捉えられてしまうこともあるでしょう。

褒められたときは素直にその気持ちを受けとり、感謝を伝えることが相手への気づかいだと能町さんは言います。

また、例えば服を褒められたときには、「これは○○へ旅行に行ったときに買った服で……」などそれにまつわるエピソードをつけ加えれば、そこからさらに会話を広げることもできます。

過度な謙遜は避け、「八方美人」にならない本当の気づかいを身につけて、仕事でも日常生活でもまわりから信頼されるあなたを目指してみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

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