津田大介芸術監督「自分にはイベントをプロデュースする適性はあるなと思った」7月の北海道新聞電子版の記事が話題に
8月1日に開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」。
内容が問題視された企画展が3日間で展示中止となり、大村秀章愛知県知事と津田大介芸術監督に対し批判が殺到。大村知事は8月2日以降の芸術祭関連他のツイートをすべて削除し現在話題となっているようだ。
参考記事:
大村秀章愛知県知事が8月2日以降のツイートを削除 和田政宗議員「なぜ津田大介芸術監督と一緒の写真を消したのだろう」
https://getnews.jp/archives/2191300[リンク]
津田監督については、過去のさまざまな発言が検証され、いわゆる「ブーメラン」ではないかと指摘されるという例が多数。
その中で、「北海道新聞」の電子版に7月8日に掲載された記事も話題になっているようである。
<金曜カフェ>ジャーナリスト・津田大介さん あいち芸術祭 監督として
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/322393[リンク]
という記事で、津田監督の写真には
大きなイベントを手がけるのは初の経験。「自分にはイベントをプロデュースする適性はあるなと思った」と話す津田大介・芸術監督
というキャプションが。
また、記事中には
約80組の作家選びは当初、学芸員に任せるつもりだった。ところが、上がってきたリストを見て「ピンとこない。これはまずい」と方針転換。自ら決定権を握った。「僕はそういう(人の権利を奪う)タイプの人間ではありません。でも、そうしないと『情の時代』というテーマにこだわった内容にならないと思った。仕事は5倍くらい大変になったが、その方針のおかげで(参加作家の男女比を半々とする)ジェンダー平等も達成できました」
とあり、今回大問題となっている企画展「表現の不自由展・その後」に関して津田監督の責任を問う声が大きくなっていたようである。
また、津田監督が関わる「新芸術校」から作家が選定されたことに対し疑問の声も。
つまり、彼らはテーマ性に加えて属性(愛知に縁がある若手作家)で選ばれた部分があるということです(新芸術校でも選ばれてない作家はたくさんいるし、新芸術校の若手入らないと愛知1割を満たせなかった)。あとは、テーマ性の合致という部分ではコミュニケーションコストの低さも大きかったですね。
— 津田大介 (@tsuda) 2019年4月11日
「天皇が燃えたりしてるんですか?」という質問への反応や「殺すリスト」発言が話題となった4月のニコ生では、その件に関して「利益誘導」というコメントが書き込まれていたりもしたようである。
津田大介と東浩紀による「あいちトリエンナーレ2019が始まってもないのに話題沸騰してるけどその裏側を語るならやっぱりニコ生しかないっしょ」SP
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv319417508[リンク]
数億円の公費が費やされながら、現在話題の中心は大炎上し中止された企画展という「あいちトリエンナーレ」。騒動の発端が芸術監督に津田大介氏をむかえたことにあるのは衆目の一致するところかと思われる。学芸員のリストのどこが「ピンとこない。これはまずい」だったのか等、津田監督が自ら決定権を握ったという「80組の作家選び」に関しても、今後厳しい目が向けられて精査されることになるのではないだろうか。
※画像は「niconico」より
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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