会津若松市長選挙2019結果速報と開票結果 情勢予想と出口調査・立候補者の公約も
2019年8月4日に福島県、会津若松市長選挙が投開票となります。
本記事では会津若松市市長選挙2019の開票速報、開票結果をお知らせすると共に、立候補者の経歴プロフィールや公約(マニフェスト)、情勢予想、投票率、当選者落選者の得票数についてもご紹介します。
2019年の会津若松市長選挙の立候補者はいずれも無所属で新人の元県議会議長の平出孝朗氏(62)と、3選目当選を目指す現職市長の室井照平氏(63)=2期、そして新人の前市議の阿部光正氏(69)の3名です。
それでは三つ巴の選挙戦となった2019年の会津若松市長選挙についてご紹介します。
https://gikainews.jp/aizuwakamatsushi-senkyo2019kekka/
会津若松市長選挙2019の開票結果速報・NHK当確最新情報など
会津若松市市長選挙2019の開票結果は開票速報が発表され次第随時こちらに追記していきます。
※自治体の選挙管理委員会事務局やNHKなどの最新の当確出口調査情報などが入り次第随時更新
結果
得票数
氏名
党派
新旧
主な肩書き
平出 孝朗
無所属
新
自営業(平出吉平商店)、元県議
室井 照平
無所属
現
会津若松市長
阿部 光正
無所属
新
新聞発行業、元市議
執行理由:任期満了
定数・立候補者数:1 / 3
有権者数:
投票率:
開票時間:即日開票
開票場所:
会津若松市市長選挙2019の立候補者の経歴・公約は?
室井 照平(むろい しょうへい)の経歴やプロフィール
名前:室井 照平(むろい しょうへい)
現年齢:63歳
性別:男
党派:無所属(自民党・公明党推薦)
肩書き:会津若松市長(2期目)
学歴:福島県立会津高等学校、東北大学経済学部卒業
職歴:北海道拓殖銀行入行、家業従事、会津若松市議会議員(2期)、福島県議会議員(1期)、会津若松市長(2期目)
大学卒業後、北海道拓殖銀行入行後まもなく家業(室井商店)を継ぐ。
1999年(平成11年)に会津若松市議会議員選挙に無所属で立候補して当選、2期目途中の2006年(平成18年)に福島県議会議員補欠選挙に自由民主党公認で立候補して当選、1期務める。
2011年(平成23年)の会津若松市長選挙に無所属で出馬して当選、現在2期目。
主な公約・政策主張
室井氏は、「災害対策本部を置けない市役所でいいのか。積み立てた基金があり、70%の国からの支援を受けられる今、新しい庁舎を作るべきだ。若者の雇用を生むため、新たに500人を採用する工業振興計画を作る」と訴えています。
また、雇用創出や情報通信技術(ICT)を活用した教育環境の充実、農業振興策などを公約として、掲げています。
平出 孝朗(ひらいで たかお)の経歴やプロフィール
名前:平出 孝朗(ひらいで たかお)
現年齢:62歳
性別:男
党派:無所属
肩書き:元福島県議会議員、議長
学歴:福島県立会津高等学校、立教大文学部卒
職歴:衆院議員秘書、会津若松市会議員(2期)、福島県議会議員(4期)
衆議院議員伊東正義・元官房長官の秘書を務めた後、会津若松市議2期を経て、1999年(平成11)年に福島県議会議員選挙に立候補して当選、4期務める。自民党県連政調会長、同幹事長を歴任し、2013年から県議会議長に就いた。前回(2015年)の市長選に出馬を決めたが体調不良のため断念し、室井氏が無投票で再選を果たした経緯がある。
地域の閉塞感を拭えない一部経済人の要請を受け、「今回、3度要請を断ったが『出ろ』という天の声が聞こえた」と立候補を決意。
主な公約・政策主張
平出氏は、「現在の市政で建設されたICTビルは本当に会津若松のためになっているのか。経済が立ち直っていない会津若松で、どうして真っ先に市役所の庁舎の建設を行うのか。これを止めないといけない」と訴えています。
ICT(情報通信技術)を活用したスマートシティー構想を進めてきた現職に対し、「成果が見えず、偏っている」と批判。また、現市政が進める庁舎建て替え計画を見直す立場を明確にして「市民にどういう恩恵があるのか。事業を進めるのが市民にとって大切なのかを選挙で問いたい」と主張、市民生活の向上や地域経済活性化に直接使うべきだと強調して、過疎化対策を優先させる考えを示しています。
そして、産業振興施策が最優先との考えで、学校給食の無料化や女性の就業機会創出などを訴えています。
阿部 光正(あべ みつまさ)の経歴やプロフィール
名前:阿部 光正(あべ みつまさ)
現年齢:69歳
性別:男
党派:無所属
肩書き:前会津若松市会議員(3期)
学歴:福島県立会津高等学校卒業、中大法学部中退
職歴:会津若松市議(3期)
2007年(平成19年)の会津若松市長選にも立候補したが落選。ICT(情報通信技術)オフィスなど、現市政によるスマートシティー政策を「何の成果もない」と批判し、市政刷新を訴えて、立候補を決意。
主な公約・政策主張
阿部氏は、「会津若松の人口は減少し、現在の市政で9千人近い若者が市の外に流出した。市役所の職員の給料を3割、人数を300人減らし、社会福祉や教育、介護にあてていく。同時に、東武線を呼び込むような大胆で大きな振興策、改革を行う」と訴えています。
そして、独自の観光誘客施策を強調し、「農業振興による経済政策を進めて税収を上げ、人口減少に歯止めをかける」という公約を掲げています。
会津若松市長選挙2019の情勢予想・当確予想は?
3期目を目指す現職の室井氏と新人2人の争いになりました。前回の市長選は無投票でしたので、8年ぶりの選挙戦となります。
中でも、室井氏と平出両氏は、これまで市長選を巡り「因縁の関係」にあります。共に元自民党県議で、過去2回の市長選は平出氏が室井氏に「不戦敗」した格好になっているからです。
前々回(2011年)、両氏は共に市長選への意欲を示しましたが、衆院選を控え自民勢力の分裂を避けるため党会津若松支部が調整し、平出氏は県議選に、市長選は室井氏で一本化したのです。
前回(2015年)は、再選を狙う室井氏に対し、平出氏は県議会議長を辞して市長選へ立候補を決意しました。両氏の推薦願を受けた自民党会津若松支部は室井氏の推薦を決定し、室井氏と一騎打ちの様相を呈しました。しかし、その直後、平出氏は体調不良を理由に立候補断念を発表し、結局室井氏の無投票再選に至ったのです。
今回、室井氏は既に自民党の市内3支部や公明党会津総支部、連合福島のほか、企業、団体などからも幅広く推薦を取り付け、2期8年の実績を掲げて市政の継続を主張。IT企業の誘致による雇用創出や、観光・地場産業の振興などを掲げています。
ただ、重点施策として推進してきたスマートシティー構想を巡り「成果が見えない」などと市議会や経済界の一部から疑問や批判が噴出。市の新庁舎建設、JR会津若松駅前再開発、ごみ処理施設の更新など相次ぐ大型事業による財政負担に不安の声も上がっています。
これに対し、平出氏は政党推薦を求めず、県議時代の支持者や一部経済人を中心に「市民党」を打ち出しています。市庁舎を建て替える整備計画については「優先度は低い」と批判。スマートシティーも会津大学との連携強化や、市民が恩恵を受けられる仕組みづくりを訴え、争点化する構えです。
ただ、8年ぶりの選挙に臨むとあって、「久々に動く後援会に不安がないわけではない」と、出遅れ感は拭えないようです。
一方、2007年に続く2度目の市長選挑戦となる阿部氏も、市議会で室井氏に批判的な立場で訴えてきました。巨大ハウスの建設を含めた農業振興策や、東京のごみ受け入れなど独自の産業政策を強調。つじ立ちを繰り返すとともに、広報紙の配布などで政策の浸透を図っています。
支持者が一部重なる室井氏と平出氏の争いにどんな決着がつくのか、興味が持たれますがその一方で、阿部氏の立候補により、室井市政への批判票が分散するとの指摘もあります。
市議選との同時選挙とも相まって、投票率も上がると思われますが、今のところ、幅広い支持を取り付けている室井氏がやや有利な状況にあると言えます。
同日執行の選挙
会津若松市長選挙2019と同日に執行される主な選挙は以下の通りです。
島牧村長選挙(北海道)
仁木町議会議員選挙(北海道)
余市町議会議員選挙(北海道)
葛巻町長選挙(岩手県)
田野畑村議会議員選挙(岩手県)
川崎町長選挙(宮城県)
最上町議会議員選挙(山形県)
戸沢村議会議員選挙(山形県)
高畠町議会議員選挙(山形県)
会津若松市長選挙(福島県)
会津若松市議会議員選挙(福島県)
西郷村議会議員選挙(福島県)
結城市長選挙(茨城県)
柏市議会議員選挙(千葉県)
勝山市議会議員選挙(福井県)
忍野村長選挙(山梨県)
向日市議会議員選挙(京都府)
市川町長選挙(兵庫県)
市川町議会議員選挙(兵庫県)
早島町長選挙(岡山県)
太良町議会議員選挙(佐賀県)
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