自宅の高齢者を見守る転倒検出デバイス「Sunrise」は、プライバシーを侵害しないカメラ非搭載製品

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「高齢者の介護問題」は、何も日本だけの話ではない。先進国にも新興国にも共通する事項である。

もしも、一人暮らしの高齢者が家の中で転倒したら。これが若者であればすぐに起き上がれるだろうが、高齢者の場合は命の危険性すらある。そこで開発されたのが「Sunrise」という製品だ。

・転倒を家族に通知

Sunriseは装着者の転倒を検出する機器である。腕時計型のバンドやネックレスに装着できるセンサーと、通信を中継する据え置き照明型デバイスに分かれている。

Sunriseは不自然な落下を検出すると、通信デバイスを介して家族のスマートフォンに自動音声電話をかける仕組みだ。この「不自然な落下」とは、たとえば靴紐を結ぶためにかがむ動作や寝る動作では作動しない。突然の転倒のみを感知するという。

が、それをSunriseが検出した後に、実は何事もなかったということもある。その動作すらもSunriseは検出し、「○○さんは元気です」という通知を家族のスマホに送ってくれる。

・プライバシーを侵さない製品

センサーと据え置きデバイスとの最大通信範囲は約15m。何より、このSunriseはカメラが搭載されていない。このあたりは重要で、カメラのある製品はプライバシーを侵害してしまうのではという懸念の声が存在するのだ。

Sunriseはクラウドファンディング「Kickstarter」で250ユーロ(約3万500円)からの出資枠を公開中。配送は今年10月に開始される。

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