iRobotが買収のRoot Robotics、お絵かきロボットがSTEM教育で活躍!
iRobotがハーバード大学発のスタートアップ、Root Roboticsを買収した。Root RoboticsはSTEM教育用のロボットを開発していて、iRobotは今後、使いやすい教育用ロボットを提供していく計画だ。
すでにプログラマブルなルンバ、「Create 2」などを市場に出しているiRobotだが、これはどちらかといえばプログラミング好きの大人向け。それに比べて「Root」は、見た目や仕様が親しみやすく、子どもが触ってプログラミングを覚えるのに最適だろう。
・ロボットをプログラミングしてお絵かき
YouTube動画を観ていただけばわかるように、まず「Root」は見た目がキュートで、いかにも子どもたちの興味を惹きそうだ。センサーによりホワイトボード上のお絵かきに沿って動いたり、マーカーをセットして線を引いたりといったことができる。さまざまな動作はプログラミングを通して調整できて、実際ロボットが動くのを見ながらプログラミングが学べるのは楽しそうだ。
そしてRootの最大の魅力は、なんといっても子どもがとっつきやすいアプリだろう。
・4歳の子どもにも感覚的に学べる
子どもの発達とともにできることが増え、最初は4歳の子どもでもプログラミングが学べるようになっている。たとえ文字が読めなくても、絵がついているブロックを画面上で並べていくだけで基本的なプログラミングの概念が学べるようだ。
少し複雑な計算ができるようになったら、センサーのパラメーターや変数が調整可能でよりいろんなことができるインターフェースに移行。、最終的には、SwiftやPython、JavaScriptといったプログラミング言語で通常のエディターで書くようなプログラミングが学べるようになっている。
センサーの機能を拡張したりしながら学べば高校生でも十分活用できるだろうし、今後はSDKのリリースも計画していて、そうなれば大人も楽しめそうだ。
参照元:iRobot Acquires Root Robotics to Boost STEM Education for Kids/IEEE Spectrum
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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