毛皮のマリーズ、“すべての暗い若者と、かつてのぼくらに”3rdアルバム『Gloomy』アナログ盤リリース
毛皮のマリーズの3rdアルバム『Gloomy』発売10周年を記念したアナログ盤が、志磨遼平(現ドレスコーズ)の主宰するイエスレコードから、2019年8月14日に1000枚限定プレスでリリースされる。
毛皮のマリーズは、志磨遼平(ドレスコーズ)、越川和磨、栗本ヒロコ、富士山富士夫が在籍し、2011年9月の6thアルバム『THE END』の発表と共に前代未聞の解散劇で伝説と化した不世出のロックンロールバンド。アルバム『Gloomy』はインディーズ時代最後の作品として2009年に発表。全13曲、50分を超える大作であり、このアルバムをきっかけに毛皮のマリーズは“ロックンロール・リバイバル”が叫ばれていた当時の日本インディー・シーンの最重要バンドへと変貌を遂げた。
そんな作品のアナログ盤は、1stアルバム『戦争をしよう』(2016年)、2ndアルバム『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』(2017年)1st EP『Faust E.P.』(2018年)、昨年12月の1st Single『ビューティフル/愛する or die』に続く<発売10周年記念アナログ盤>シリーズの第5弾で、サイケデリックなマーブル模様のカラー・ヴァイナル仕様となる。
なお、sputniklab通販サイト初回特典として、リリース当時の貴重なフライヤーが先行予約300枚にのみ封入される。
◎志磨遼平 コメントからのコメント。
毛皮のマリーズが生んだアルバムの中で(おそらく)最も複雑に愛された作品『Gloomy』が、いよいよアナログ盤となって復活です。
この作品が生まれた10年前の2009年は、ぼくらにとって激動の1年でした。小さなライブハウスには入りきらなくなったフアンと共に、大きな野外フェスやメディアに取り上げられるようになった一方で、ソングライターであるぼくの鬱病はますますひどくなり、新曲制作はおろかメンバーやスタッフとの交流すらままならないといった状況が一年ほど続いていました。
唯一の「命綱」だった音楽すら信じられなくなり、窮地に追い込まれたぼくが選んだ最後の手段は、音楽なんて大嫌いだ、ロックンロールなんて大嫌いだ、毛皮のマリーズなんて大嫌いだ、という憎しみを、また音楽へと還元することでした。
<Gloomy=暗い、陰鬱な>というタイトルの本作は、同じような気分を抱えた若者にとっての解毒剤のようなものになり得たのかもしれません。
この作品をすべての暗い若者と、かつてのぼくらに捧げます。
毛皮のマリーズ/ドレスコーズ 志磨遼平
◎リリース情報
アルバム『Gloomy』
2019/8/14 RELEASE
<12インチ アナログ盤>
JRSP-009 / 3,200円(tax out)
【SIDE A】
01. チャーチにて
02. 人間不信
03. 愛する or die(Raw Ver.)
04. Honey Apple
05. ザ・フール
06. 人生II
【SIDE B】
07. God Only Heavy Metal
08. 超観念生命体私
09. 小鳥と私
10. 恋をこえろ
11. 平和
12. The Heart Of Dixie
13. 悪魔も憐れむ歌
関連記事リンク(外部サイト)
女優・趣里も熱演、ドレスコーズが『ジャズ』をモチーフにしたショートフィルムを解禁
ドレスコーズ 横浜中華街でのゲリラライブ映像公開! 6分間に及ぶリアルドキュメンタリー
アーバンギャルド松永天馬×眉村ちあき、ソロライブ&吉田豪による解説付きセッション敢行のツーマン開催
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。