任天堂の「VRゴーグル」、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」に対応!VRゲーム界がますます盛り上がりそう

ゲームメーカーの任天堂がファミコンを発売して以来、ゲーム機とテレビを用意してゲームを遊ぶのが当たり前だった。スマートフォンの登場でそのスタイルは一新され、今や「ゲームはスマホで遊ぶ」という人が増えた。とはいえ、それでもやはりテレビの大画面で遊びたい、専用端末でサクサク遊びたい、そういうファンも多いだろう。

・「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」のVRゴーグルが「Unity」に対応

子どもやファミリー向けのソフトを多く発売する任天堂では、4月12日にNintendo Switch機向けの「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」のVRゴーグルToy-Con(以下、VRゴーグル)を発売した。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるVRの組み立てキットだ。最新の技術であるVRにしっかり対応させてくるあたり、老舗の気概を感じる。

このたび、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は、「VRゴーグル」をUnityでサポートすることを発表した。これにより、Nintendo Switchの開発者は「VR ゴーグル」に対応したアプリケーションの開発に「Unity」を利用できるようになる。

Nintendo Switchの開発者で「Toy-Con」への対応を希望する人は、「Nintendo Developer Portal のお知らせ “Toy-Con への対応を希望される方へ”」をチェックしてほしい。

ちなみに、任天堂のプラットフォームの開発者になるには、「Nintendo Developer Portal」で開発者登録をする必要がある。
Nintendo Developer Portal

・PCやコンソールゲーム機などマルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」とは

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」の日本国内での販売やサポート、コミュニティ活動、研究開発および教育支援などをおこなう会社。

「Unity」はPCやコンソールゲーム機だけでなく、スマートフォンやVR・ARデバイスなど、25以上のプラットフォームに出力できる。世界中のユーザーがリッチなインタラクティブ2D、3D、VR・ARコンテンツの開発をしており、ゲームだけに限らず映像、自動車・輸送、建築・建設、製造業、航空宇宙、医療など、様々な業界で使われている。直近12ヶ月間においてUnity製アプリケーションは、インストールされたデバイスが30億台、インストール回数は280億回を超える。

※Unity および関連の製品名は Unity Technologies またはその子会社の商標。

・任天堂プラットフォームのデベロッパーをサポート

同社は2013年に任天堂とパートナシップを締結して以降、Wii U、Nintendo 3DS、そしてNintendo Switch向けの開発ツール支援を通じて、数多くの任天堂プラットフォーム向けUnity製ゲームタイトルの供給をおこなってきた。今後もデベロッパーのサポート活動をしていく。

エンタメ業界から産業界、医療界まで、さまざまな分野に広がるVR。迫力満点の新しいゲームや映像体験が、今後どんどん身近になっていくのだろう。

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社
Unity、『Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit』のVRゴーグルToy-Conに対応 PR TIMESリリース

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