Tycho、<Ninja Tune>移籍後初のニューAL『Weather』を7月にリリース

access_time create folderエンタメ
Tycho、<Ninja Tune>移籍後初のニューAL『Weather』を7月にリリース

 2016年の『Epoch』で米ビルボード・エレクトロニック・チャート1位に輝き、【グラミー賞】にもノミネートされたTychoが、<Ninja Tune>移籍後初となるニュー・アルバム『Weather』を2019年7月12日にリリースする。

 今回の発表に伴い、セイント・シナーことハンナ・コットレルがボーカルを務めた新曲「Pink & Blue (feat. Saint Sinner)」のミュージック・ビデオも公開された。ビデオはクロエ・コーナーが監督を務め、グラフィック・デザイナーとしても活躍するTychoの中心人物、スコット・ハンセンが初めて映像の制作に携わった。

 同曲について、ハンナは「人生で男性と女性を同時に愛してしまった時に着想した曲なの。私にとってそれは決定的な瞬間だった。男性と結婚すると思っていた信心深い子供から、女性への愛を感じられる若い女性になった瞬間だった。「Pink & Blue」は全ての人に対するラブソングなの。それは自分へのものでもあるし、誰のものでも無いとも言える。それは、愛を自分の中に持つ人に対して手を差し伸べるものなの。どんな形の愛にも恐れることはないし、愛を失うことにも恐れる必要はないの。愛は決して失われないから」と語っている。

 最新アルバム『Weather』は、様々な点において、Tychoのキャリア全体を通じた集大成と言える。彼はこれまでの作品で一歩ずつ新たな創造性の段階を踏んできた。

 「それぞれのTychoのアルバムで、僕のゴールはサウンドを進化させて、広げることだった。『The Science of Patterns 』(2002) と 『Past is Prologue』 (2006) ではエレクトロニックなサウンドをソロアーティストとして突き詰めた。そしてその後、よりオーガニックなサウンドや楽器の音を取り入れたんだ。『Dive』 (2011)ではギターとベースのサウンドを取り入れ、『Awake』(2014)ではギターをより前面に押し出して、ドラムの生演奏を初めて取り入れた。『Epoch』(2016)ではエレクトロニックとオーガニックなサウンドの要素のバランスに磨きをかけた。そして最新作の『Weather』ではボーカルと歌詞によって音楽の、より人間的な部分を明らかにしようとしている」―スコット・ハンセン(Tycho)

 そして彼自身は今回取り入れたボーカルという要素、とりわけ多くの楽曲に参加したハンナ・コットレルに関して以下のように語る。

 「彼女はアルバムのいくつかの曲にボーカルとして参加している。そしてこれはTychoのニュー・アルバム『Weather』に欠かせないものだ。このレコードを作る際に、僕のビジョンを完全に実現できるものを作りたいと思ったんだ。それは最も自然な楽器、つまり人間の声を取り入れるってことだった。ハンナ・コットレルに会って、すぐにアルバムのボーカル要素がはっきりと見えたね。僕らの一番最初のセッションは驚くほど生産的で、彼女の歌詞に映像的なものを確信したんだ。彼女のビジョンはスッと僕の中に入ってきたし、彼女の歌声は音景を作り出していた、それは作曲家として、プロデューサーとして、僕に新たな世界を開いてくれたんだ」

 『Weather』の国内盤には、ボーナス・トラックが追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。数量限定で、オリジナルTシャツとのセット販売も決定している。iTunesでアルバムを予約すると、公開中の「Easy」と「Pink & Blue (feat. Saint Sinner)」がいち早くダウンロードできる。

◎リリース情報
アルバム『Weather』
2019/07/12 RELEASE
国内盤CD(BRC-602):2,400円(plus tax)
国内盤CD+Tシャツセット(BRC-602T ):5,500円(plus tax)
ボーナス・トラック追加収録 / 解説・歌詞対訳冊子収録

関連記事リンク(外部サイト)

TYCHO、〈Ninja Tune〉と電撃契約 新曲「Easy」を緊急リリース
ヴァンパイア・ウィークエンド、3作目の全米ALチャート首位に輝いたことで達成した意外な初記録とは?
注目のチェリスト・シンガー=ケルシー・ルー、小田原文化財団/江之浦測候所にてパフォーマンス決定

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. Tycho、<Ninja Tune>移籍後初のニューAL『Weather』を7月にリリース
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。