ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトを名乗る人物、イギリスで裁判を企てる!

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ビットコインの開発者を名乗るCraig Wright氏が、これを批判するHodlonaut(@hodlonut)らを名誉毀損で訴えようとしている。

一方Hodlonautは、弁護士費用を募るサイトを立ち上げ、すでに2万ドル(約220万円)の目標額を超えた金額が集まっているようだ。同サイトではビットコインだての資金提供もできるほか、Hodlonautのアイコンに用いられているネコ宇宙飛行士のアートワーク入りグッズを購入することもできる。

・ビットコインSVはBinanceでの上場廃止へ

Craig Wright氏は、これまで自分がサトシ・ナカモトである証拠をいくつか提示してきたが、そのすべてにおいてWikiLeaksなどにより疑わしい点が指摘されてきた。

There is evidence Craig Wright engaged in investment and R&D tax rebate fraud. One of his businesses has removed a key doc in the last hours

— WikiLeaks (@wikileaks) 2015年12月10日

またサトシ・ナカモトを名乗る理由についてだが、ビットコインSV(BSV:昨年11月ビットコインキャッシュ(BCH)からフォークした片割れ)の評価を釣り上げるためとの見方が出ている。

Every exchange should delist BSV simultaneously on May 1st in a sign of solidarity behind the only Bitcoin that ever mattered.

This community is the responsibility of the people. Sometimes we must do the hard thing, not because it is easy, but because it is right.#DelistBSV

— Pomp 🌪 (@APompliano) 2019年4月12日

これを受けて、#DelistBSVのハッシュタグ付きツイートでBSVの上場廃止を訴える者もいたが、いよいよBinanceが実際上場廃止を決定するなどの動きも出てきた。

Craig Wright is not Satoshi.

Anymore of this sh!t, we delist! https://t.co/hrnt3fDACq

— CZ Binance (@cz_binance) 2019年4月12日

・Lightning Networkによる送金プロジェクトを設立

ところで、Craig Wright氏に対してとりわけ大きな声を発してきたことから、本人の法務チームからイギリスの裁判所に訴えるとのDMを受けたHodlonautだが、身元については明かしておらず、ビットコインにおけるアノニマスのような存在だ。

Hodlonautを名乗るアカウントは複数個あり、Twitterを介してのビットコイン送金プロジェクト「Lightning Torch」を創設している。

もし、裁判がおこなわれることがなく、集まった弁護士費用が使われることがなかった暁には、資金はLightning Torchによりビットコイン・ベネズエラ(Bitcoin Venezuela)に寄付されることになるようだ。

参照元:Supporters of Hodlonaut Rally in Response to Craig Wright’s Bounty Offer/BreakerMag
Wikileaks Claims Craig Wright Is Not Satoshi Nakamoto/BeinCrypto
Hodlonaut’s Legal Fund

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