【ホラー通信セレクト 今週公開の映画】2019/5/10号:ジェームズ・ワン製作『ラ・ヨローナ ~泣く女~』、J.J.エイブラムス製作『オーヴァーロード』
ホラー通信がセレクトする今週公開の映画をご紹介します。今週は要注目の2作品!
『ラ・ヨローナ ~泣く女~』 5月10日公開
ポスターにデカデカと掲げられた「ジェームズ・ワンが選んだ新ヒロイン」のキャッチコピーが素晴らしい『ラ・ヨローナ ~泣く女~』。『死霊館』シリーズで呪いの人形・アナベルや、悪魔のシスター・ヴァラクといったホラーキャラクターを生み出してきたジェームズ・ワンが次に選んだヒロイン(?)は、中南米に長らく伝わる怪談のラ・ヨローナです。彼女が現れるとき、彼女の泣き声が聞こえる……彼女は水のあるところに現れて、子供をさらっていく……。子供のときに観たらお風呂もプールも怖くなっちゃいそうな、ストレートでアイコニックなホラー感がアツい!
『アナベル 死霊館の人形』のペレズ神父が登場している今作ですが、ヨローナと戦うのは、神父でも超常現象研究家でもなく、“祈祷医”でございます! クランデロと呼ばれる実在の職業で、入念なリサーチの上で映画に登場させたようですよ。彼がどんなユニークな手段でヨローナと対峙するのか、ぜひ本編でお確かめを!
上映館:新宿ピカデリーほか全国
リンク:映画公式サイト
『オーヴァーロード』 5月10日公開
こちらも見逃してほしくない注目作。J.J.エイブラムス製作のアクションホラー!と聞いて、「面白そう!」と期待する人と「ふーん? それって面白いのかねえ?」とややうがった見方をする人とがいたんじゃないでしょうか。前者の方はもちろんですが、後者の方にもぜひオススメしたい! すごいんです、恐いんです、面白いんです。「ナチスの基地に潜入したら、秘密裏の実験で生まれたやべえ“最終兵器”がいた!」というB級映画テイストな設定を、戦争映画顔負けの重厚な演出、豊富な爆発量、魅力的なキャラクターで彩った快作!
兵士のひとりになった気分にさせられる、没入感凄まじいオープニングで引き込まれたらあとは怒涛の地獄行きです。「ナチスホラーなら『武器人間』が至高」という筆者のようなタイプの方々にもぜひオススメしたいところであります。
上映館:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国
リンク:映画公式サイト
それでは今週も行ってらっしゃい!
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