「雲を見て地震の影響を判断するのは不可能」 気象庁研究官が「地震雲」について『Twitter』で注意喚起

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2019年5月10日に日向灘を震源とするM6.3の地震が発生し、宮崎県で震度5弱を観測しましたが、『雲を愛する技術』(光文社新書)などの著書がある気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎氏(@arakencloud)が「雲は地震の前兆にはなりません」として『Twitter』で注意喚起しています。

大きな地震が起こる度に「地震雲」が不安という声を聞きますが,雲は地震の前兆にはなりません.巷で「地震雲」と呼ばれる雲は全て気象学で説明できる子たちで,雲の状態を見て地震の影響を判断するのは不可能です.雲は愛でつつ,地震には日頃から備えましょう.

荒木氏によると、「地震雲」と呼ばれている雲は「ほぼ飛行機雲か吊し雲や波状雲などの大気現象」で、「不思議な雲や空でも、気象学でほぼ説明できるので、楽しんだほうが得」「地震を不安に思ったら、しっかり備えましょう。地震はいつでも起こり得ます」と呼びかけています。

「雲や大気光学現象の仕組みを調べて愛でましょう」という荒木氏は、自ら『Twitter』のまとめを『Togetter』で更新しています。不思議な雲と出会った時は、撮影して『Twitter』で荒木氏の見解を訪ねてみるのもよいかもしれません。

地震雲を不安に思う方への雲研究者からのコメント(Togetter)
https://togetter.com/li/967077 [リンク]

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/arakencloud/status/1126688691835904003 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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