まるで自然の物体!チェコから砂で印刷した3Dプリントのオーディオスピーカーが登場

巻貝のような独特のデザイン。自然をモチーフにしたオブジェに見えるが、その正体は3Dプリントで製作したオーディオスピーカー。しかも、素材は砂というから驚きだ。

・独自の工程により高品質なサウンドシステムを実現

開発元はチェコのデザインスタジオDEEPTIME。創設者であるMartinhřeben氏とOndřejchotovinský氏 は、カスタムメイドの硬化剤と顔料を使用して、壊れやすい多孔質のサンドプリントを気密で共鳴のないフォームに変える工程を発見。その結果、砂岩仕上げと手触りの滑らかな3Dプリントの巻き貝スピーカーが完成した。

イオンサウンドと名付けられたこの音響システムには、2つのパッシブサテライトスピーカーとアクティブサブウーファーが内蔵されている。デザインオブジェクトとして目を引くばかりではなく、スピーカーシステム自体が優れた音質を持っているのだ。設計者は自動車産業で工業デザインを経験してきた人物。コンパクトな筐体から最大限のお音響パワーを引き出すスピーカーシステムを作り上げるため、研究に研究を重ねた。

・オーディオセットとスピーカーを販売中

まず、シームレスなサンドボックスの中でオーディオシステム全体を無駄なく稼働しながら制御する独自の回路基板セットを作成。フルサウンドシステムの標準出力パワー最大80ワット/160ワット(RMS /ピークパワー)を実現した。耳の肥えたユーザーでも十分満足できるに違いない。

価格はオーディオセットが3141.59ユーロ(約39万3000円)、スピーカー単体で899ドル(約11万2000円)。それぞれDEEPTIMEのウェブサイトから購入可能。

DEEP TIME

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Techable

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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