『バンブルビー』トラヴィス・ナイト監督に子供たちの“理想のトランスフォーマー”を見てもらった「想像力は宇宙より広い!」
過去5作品の全世界での累計興行収入が43億7700万ドル(約5000億円)突破の世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』。そのシリーズ最新作『バンブルビー』が大ヒット上映中です。
待望のシリーズ最新作は、シリーズきっての人気キャラクターのバンブルビーが主人公。作品の舞台は、シリーズ一作目となる『トランスフォーマー』(’07)でバンブルビーがサムと出会う以前の1980年代にさかのぼり、これまで語られることの無かったエピソードが初めて明かされます。監督は2016年のアニメーション映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』で世界中を感動させた、天才トラヴィス・ナイト監督!
『バンブルビー』ストーリー
父親を亡くした哀しみから立ち直れない思春期の少女チャーリーは、18才の誕生日に、海沿いの小さな町の廃品置き場で、廃車寸前の黄色い車を見つける。自宅に乗って帰ったところ、その車が突如、変形《トランスフォーム》してしまう。驚くチャーリーを前に、逃げ惑う黄色の生命体。お互いに危害を加えないことを理解した瞬間、似たもの同士のふたりは急速に距離を縮める。チャーリーは記憶と声を失い“何か”に怯える黄色の生命体に「バンブルビー(黄色い蜂)」と名前をつけて、かくまうことに決める。ボロボロに傷ついたバンブルビーと、心に傷を抱えたチャーリー。思いがけない友情が芽生えるのだが、しかし、予測不能の事態に巻き込まれていくのだった。
『トランスフォーマー』シリーズの魅力といえば、その名のとおり車から二足歩行の地球外生命体に“トランスフォーム”する姿。映画『バンブルビー』の中でも、黄色のビートルがバンブルビーに変身する姿がとってもクールなのです。
ということで、ガジェット通信がお届けする「子供たちが考えた(描いた)」シリーズの最新作。『ぼくらが考えた理想のトランスフォーマー!』をトラヴィス・ナイト監督にお見せしてコメントをいただきました!
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https://getnews.jp/archives/2035443 [リンク]
――映画最高でした! トラヴィス・ナイト監督の様な素晴らしい監督に今回お時間をいただけて光栄です。監督は子供時代に日本に来たことが、今の作品作りにも影響を与えているそうですね。
トラヴィス・ナイト監督:8歳の時に日本に来て本当に人生観がガラリと変わったんだ。漫画をたくさん持ち帰って、アメリカとのコミックの表現の違いに驚きました。それで一番影響を受けているのが『子連れ狼』(小池一夫原作)で、それが後々に僕の作品『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017)につながっている。オレゴンの小さな田舎町で育って、その町以外の世界を初めて見てすごく興味を持ったんだ。そこで“好奇心”が芽生えたあと、幸いにも父の仕事の関係で色々な国に行くことが出来て、そこから色々なカルチャーを吸収することが出来たんだ。
――そんな初来日した監督と同世代の子供たちが「理想のトランスフォーマー」という絵を描いてきたので、ご覧いただけますでしょうか! まずはこちらの絵です!
トラヴィス・ナイト監督:OH!いいね! 「自動販売機」って日本独特の文化で、アメリカにもあるはあるんだけど、ここまで発展していないんだ。だからそれがトランスフォームするっていうのはすごく良い発想だね。トランスフォームした後は腕がちゃんとジュースの缶で出来ていたり、小銭が散らばっているのも良い。『トランスフォーマー』の魅力の一つが、変身前と後のデザインがちゃんと踏襲されている所だからね。
――この小銭で人をおびき寄せつつ、でも基本的には良いトランスフォーマー。とのことです。
トラヴィス・ナイト監督:あはは(笑)。すごい、頭脳派だ!
――こちらは「芋掘りトランスフォーマー」なんですが、お腹から大砲が出てくる所がポイントだそうです。
トラヴィス・ナイト監督:手から刀が出ている所が良いね! 日本らしくてとても素敵だ。僕は刀のデザインも大好きだから惹かれたよ。あと、芋を掘った後に刀で切れるのも便利だね(笑)。
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