電池が不要に!?エイブリックが水から電源エネルギーを活用する技術を開発

世界初となるクオーツウオッチ用半導体や、高精度のアナログ半導体製品の開発や提供を手がける「エイブリック」。同社は長年にわたって時計の省電力に関連した研究に取り組んでおり、その中で微小なエネルギーを蓄電し電源エネルギーとして活用する「クリーンブースト技術」を開発した。
キャプチャ 「クリーンブースト技術」はエイブリックと立命館大学の道関教授との共同研究によって開発された。
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「クリーンブースト技術」は金属が水溶液に触れることによって電子が発生され、その電子を半導体に蓄電させるという仕組みだ(漏水検知システム)。実証実験では紐の内部に埋め込まれた金属が少量の水で検知反応を示した。
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電子の発生によって、その電子を半導体に蓄電。Bluetooth1回分の発信が可能に。エイブリックの研究によると、この「漏水検知システム」は建築物の水漏れの発見に有効とのこと。例えば電波を発信するデバイスを建物内の配水管に設置することで、漏水が発生した管を瞬時に見つけることができる。現在技術を応用したシステムを大成建設株式会社と共同で開発中。今春の発売を目指している。
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また紐状や帯状という形状の「漏水検知システム」の金属端子は、オムツへの搭載も可能だ。
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介護が必要とされる高齢者のオムツに金属端子を組み込むことで、排尿時に発電。排尿があったことを家族や介護士に通知することもできる。
建築物内の水漏れの発見や、介護用オムツなど様々な活用の可能性を持つ漏水検知システム。アイデア次第でさらなる応用も期待できるこの「クリーンブースト技術」に今後もますます注目したい。
CLEAN-BoostR について詳しくはこちらhttps://www.ablic.com/cb/ 

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