最高時速56kmの電動全地形対応車「DRR Stealth Electric ATV」はエコで静か

アメリカの国立公園で行方不明になった人は、2017年だけで2500人にのぼるという。必死の救助活動のなか、助けを求める遭難者の声が捜索車の騒音にかきけされてしまうことも少なくない。

この課題を解決すべく、アメリカのDRR社が開発したのが、最高時速56kmの電動全地形対応車「DRR Stealth Electric ATV」だ。

このパフォーマンスの電動AVTとしては、世界初となる。

・最高時速56km、静かでCO2排出ゼロ

Stealth Electric ATVは、CO2を排出しない静かな全地形対応車で、そのパフォーマンスは600ccの四輪車に匹敵する。

1つのバッテリーパックで、最高時速56kmで8時間上り坂を走行でき、バッテリー交換時間はたったの3分だ。

72ボルト、4キロワットのリチウムイオン電池を使用し、充電時間は6時間。鉛蓄電池と比較して低温に強いのが特徴だ。充電は一般家庭にある3つ穴コンセントでできる。

・快適な乗り心地

Stealth Electric ATVは救助活動のために開発されたが、自然環境保護者や趣味のライダーにも快適さを提供する。

シフトはなく、デュアルAアームサスペンションがバンプステアを排除し、快適で滑らかな乗り心地を可能にした。フルデジタルダッシュボード、30cmの地上高、4つのディスクブレーキを備える。

地元の法執行機関と消防署員からの反応はとても良いという。今後DRR USAは、Stealth Electric ATVの生産を拡大し、さらなる革新と改善を図っていく。

現在、キックスターターでキャンペーン中。販売価格は7500米ドル(約83万円)から。納車は2019年7月を予定。日本へも450米ドル(約5万円)追加で郵送してくれる。

DRR USA
The Stealth Electric ATV/Kickstarter

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