新居探しの裏技&豆知識、不動産屋があなたに教えます!

どうも、不動産ポータルサイトの編集長を務めているライターの丸野裕行です。

「お部屋探しに裏技なんてあるの?」なんてことをよく聞かれるのですが、はっきり言うと、物件探しには抜け道があったり、少し気をつけるだけで得したりする豆知識があったりするものなんです。

今回はそんな物件探しの裏技や豆知識を現役の不動産屋さんに聞き、あなたにナイショで教えちゃいます! これを押さえて、あなたも部屋探しのプロになれるようになってください!

意外と知らないことはたくさんある!

1.南向きより“東向き物件”を選ぶべし!

このタイトル、ちょっと驚きだとおもうかもしれません。普通、賃貸物件を借りたい入居希望者は「できれば南向きがいい!」なんて考えるのが一般的ですよね?
物件サイトの検索でも南向きの条件で探している人が多く、競争率も高いです。人気物件となるからこそ、家賃だって高めに設定されています。

でも、実際に不動産業者のオススメはというと、ズバリ“東向きの物件”!
午前中や午後から夕方までたっぷりと陽の光が部屋に差し込むので、南向きの賃貸物件以上に、朝やお昼の室内は明るさがあって快適。さらに、朝日が注ぐので気持ちよく目覚められるという利点もあるんです!

朝に弱いという人でも、朝日であればスッキリと起床できます。ゆっくりと陽の光で部屋が暖められるので、最高の気分で目覚められるのも東向きだけの贅沢さなのです。

2.ロフトは使わなくなる!

便利だろう、と誰でも一度は憧れる“ロフト付き”のお部屋。手狭な部屋も有効に空間利用できると人気です。しかし実際にロフト付きの賃貸物件に住んだことがある入居者は、「次はロフトを選ばない」といいます。その理由はなんのなのでしょうか?

<ロフトがダメなところ>
・急なハシゴを登るので、落下リスクがある
・天井がすぐ目の前になるほど圧迫感が苦しい
・収納力は期待以下
・夏はかなり暑く、冬はかなり寒い
・冷暖房効率が悪く、光熱費が高い
・デメリットだらけなのに、高めの家賃設定

3.部屋の広さはドアの位置で変わる

同じ6畳の部屋なのに、開放感が全然ちがうという感覚、あなたは感じたことがありませんか?

 

同じ広さのワンルームであったとしても、体感面積というのは家具配置で変わります。「なんだか狭い」と感じるのは、部屋の角にドアが設置してある部屋。ドアの角というのはデットスペースなので使えないし、レイアウトが難しいんです。部屋のドアを開けて細い廊下が続いている物件ならなおさら。

広く感じるの部屋というのは、ドアが真ん中にある部屋です。4隅が全部使えて、家具の設置にも手間取りません。機能的な生活同線です。ですからロフトと南向きをあきらめたとしても、東向き+ドアが部屋の隅にない物件がオススメです!

4.不動産会社のオススメ物件は広告費が影響

不動産屋のカウンターでよく聞く「この物件って、すごく掘り出しものなんですよ!」というセリフ。担当者の正直な言葉のときもあるんですが、これ実は別の深い意味があるんです!

仲介料以外にも不動産屋の大きな収入源になっているものがあります。それが“広告料”というものです。これは賃貸物件のオーナーから受け取るお金で、だいたい家賃の1ヵ月分~3ヵ月分の金額が相場となります。

だから不動産屋は、この大家からもらえる広告料を計算にいれて業務を行っているわけです。このために「この物件は掘り出しもの」と言うときは、実は「この物件の広告料はすごくいい」という場合もあるんです。ですので安易にオススメに飛びつかず、自分の目で住みたい物件を決めるようにしましょう。

5.住みたい地域を歩くと掘り出し物件が見つかる!

ネット検索が全盛の時代に、あなたが住みたいエリアをあえて“歩いて”みてください。テクテク散策すれば、入居者募集の看板などが多く目に入ります。その物件の中に、大手の不動産会社や賃貸物件検索サイトでは、出会うことすらできない物件に出くわすことがあるんです!

このような物件は、物件オーナーが地元の不動産会社に賃貸業務を委託していたり、物件オーナー自身が自ら募集をかけていることも多いのです。オーナーと不動産屋が親しいと、家賃交渉などに応じてくれたりします。さらに広告料もかかっていないので、安く借りることができる場合もあります。

6.礼金を敷金に変えてもらうとお得!

敷金や保証金は、退去時の部屋の原状回復に使われ、退去後にはちゃんと返してもらえます。しかし、礼金は、大家に対して支払うので、決して返ってくることがないお金です。

敷金家賃1ヵ月分、礼金家賃1ヵ月分という場合であれば「敷金を2ヶ月分にして、礼金ゼロにしてもらえないでしょうか?」と交渉してみましょう。入居当初に支払う金額は同じでも、引っ越すときに戻るお金が倍増するのでお得です!

7.鍵の交換は家主の負担!

入居では、いろいろな名目のお金がかかります。敷金・礼金、保証会社の保証費用、不動産会社の仲介料など意外と高額。しかし、この中に“鍵の交換費用”という名目があったら絶対注意です。

国土交通省のガイドラインで決まっていますが、明らかに貸し主の負担項目に当たります。そんな事実があるのに、不動産賃貸業の慣習として、まだまだ入居者に貸し主側が負担を押しつけていることが多いんです。マンションなどの退去時に請求されることも多いので、ぜひ覚えておいてください!

いかがでしたか?
このようにお得に物件を探すコツがたくさんあります。あなたもぜひこの知恵と知識を使って、いい物件をみつけてくださいね!

(C)写真AC

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