草津温泉へ、ふらっと週末ひとり旅。自分だけのプチ贅沢時間を
こんにちは。祝茉莉です。
私の夢は東京で銭湯を経営すること、素敵なおばあちゃんになることです! 今は2軒の銭湯で掃除と仕込みといわれる開店準備(薪を入れて、釜を温め、湯を沸かすなど)に奮闘中です。
今回はそんなめまぐるしい日常から離れ、静かな群馬の名湯・草津温泉でじっくりと自分に向き合う時間を過ごしてきました。
【行程】
草津ランチはおそばで!
草津温泉「湯畑」「西の河原公園」を散策
貸切温泉で自分だけのゆったり時間
群馬の地のものを使った贅沢な夕食
湯畑のライティングへ
再び温泉でゆっくり、芯まで温まる
草津温泉「湯もみと踊りショー」
西の河原通りでお土産探し
温泉饅頭は外せない!
JR東京駅発「北陸新幹線はくたか553号」に乗車。JR高崎駅を目指す。
50分ほどで到着。
「高崎発JR吾妻線 大前行き」に乗り換え、長野原草津口駅まで約1時間20分。
長野原草津口に到着!
列車から降りると、スーッと気持ちの良い空気。
「草津温泉行きのバスの乗り遅れにご注意ください」とホームにアナウンスが。
長野原草津口駅の改札を抜けすぐのところにあるバス停から「ジェイアールバス関東」に乗り、草津温泉バスターミナルへ!
乗車時間は30分ほど。
草津ランチはおそばで!
草津温泉バスターミナルに着いて、歩いてランチへ。
本日のランチは上州麺処平野家!
徒歩3分ほどで到着。
おすすめの天せいろを注文!
ん〜〜おだしと、揚げたての天ぷらの軽やかないい匂い〜
いただきます!
おそば、おいしい〜味も香りも、食感も、喉越しも……おいしい!
平野家さんのおそばの原料「玄そば」は、北海道の契約農家さんから仕入れており、温度変化に敏感なそばの風味を徹底した温度管理で守っているため、一年を通して限りなく新そばに近い状態で提供できるそう。
天ぷらはわさび塩で。
シャクシャク。さく。ジュワー。
こちらは群馬産の「100日舞茸」。
100日舞茸は群馬の特産品。通常50日前後で収穫される舞茸に2倍の時間と手間をかけ、丹念に栽培し、栄養分を最大限に高めた舞茸。
香り濃く、歯ごたえも抜群でおいしかった〜
「観光地ですし、遠くからいらっしゃる方が多いので、なるべく土地のものを食べてもらいたい」と、店主の平野さん。
おいしいご飯でエネルギーチャージ! そば湯で芯から温まり、平野家を後に。
ごちそうさまでした!
草津温泉「湯畑」「西の河原公園」を散策
シンボルともいえる「湯畑」は草津温泉の中心にあります。
毎分4,000リットルの温泉が湧き出ており、すごい迫力。
湯畑の周りは遊歩道になっていて、一周ぐるりと歩ける。
長年の温泉成分が沈殿して、白濁したように見える。きれい。
湯畑から徒歩10分、「西(さい)の河原公園」。
ん? 川みたいなのに湯気が出てる!
そう! こちらもすべて温泉。
草津温泉の西側に位置する西の河原公園は、園内の至る所から温泉が湧き出ている。
美しい景色の中を歩きながら、長い年月この湯量の温泉が出続けている草津はすごいなぁと思った。
貸切温泉で自分だけのゆったり時間
散歩の後は、今夜泊まる宿「昔心の宿 金みどり」へ。
チェックインしてひと息つき、予約していた貸切温泉に向かう。
貸切露天風呂は2種類あり、石づくりの湯「石楠花(しゃくなげ)」と木づくりの湯「木蓮」。
今回は、「石楠花」をお借りしました。
源泉掛け流し。
体を流し、入ろうと思ったら、あちち!
「熱かったら、湯かき棒で混ぜてくださいね〜」と言われたことを思い出し、湯もみをして再度! いざ!
お湯に雪が入ってどんどん溶けるように、私の体からもシュワ〜と余分なものが抜けてゆく。
貸切だからこその余裕、贅沢な時間。
群馬の地のものを使った贅沢な夕食
部屋に戻るも、やわやわになった私はいつの間にか寝ており、気付くと夕食の時間!
金みどりさんは、ご飯が大好評なお宿。
楽しみ〜。
きゃ〜!
豪華〜〜〜〜〜!
おいしい〜〜〜〜〜
体が喜ぶ! 献立の紙をいただけるので、見ながら「これはどれかな?」と見比べながら食べるのが楽しい。
次に出てきたのは、白菜味噌仕立て、赤城鶏葛叩き、粟麩(あわぶ)、うぐいす菜。
白味噌が甘くて、粟麩はもちもち〜。
焼物は、天然鰤(ぶり)と大根のステーキ、太田の大和芋、いくらの醤油漬け。
ふわふわの鰤にジューシーな大根。
おいしい……。
炊き合わせは、聖護院蕪(しょうごいんかぶ)のフカヒレ蟹餡掛け。
とろっとろの蕪と湯葉と餡とすべてがマッチしてる。
おいしい、すごい、おいしい。
本日のメインは、群馬素材の味噌すき焼き。
初お味噌のすき焼き! お肉は赤城牛。
お味噌と赤城牛がよく合う! おいしい。
冬の五根菜御飯。
ほくほくの根菜たち。
優しくおなかを満たしてくれる。
最後は、
やよいひめのシフォン。
川場りんご羊羹(ようかん)。
はあ、終始おいしいしか言ってなかったな……
群馬の豊かな食材を使った、季節のお料理をおなかいっぱい楽しみました。
丁寧なプロの味、ごちそうさまでした!
湯畑のライティングへ
日没から24時まで湯畑がライティングされているということで、行ってきました!
きれい……
夜になり、より気温も下がり、湯煙の量も増えて、さらに幻想的な空間に。
少し離れたところから見物。
江戸時代……いや、もっともっと前からあるとされる草津温泉。
どれほどの人を癒してきたのだろう。
昼とは違う姿を見て、感慨にふけりました。
再び温泉でゆっくり、芯まであたたまる
宿に戻り、冷えた体を温めに大浴場へ。
こちらは大浴場の露天風呂(昼間の人がいない時間に撮影させていただきました)。
今の季節は、露天風呂で雪景色を楽しむことができ、内風呂もあるのでしっかり温まることも。
「草津よいとこ薬の温泉」と群馬県の郷土かるたである「上毛かるた」に歌われているように、草津の湯は日本有数の強酸性泉で、雑菌などの殺菌作用が抜群とのこと。
お湯がいいってすごいなぁ。
柔らかいお湯に包まれ、貸し出しのかわいい浴衣を着て、気づいたら眠っていた。
草津温泉「湯もみと踊りショー」
おはようございます! いい天気。
朝湯に入り、朝ごはん。
朝日を浴びながら。
!
!!
!!!
朝から品数たっぷり、こだわり感じる豪華な朝食をいただきました!
おいしかった〜〜
ごちそうさまでした!
そして金みどりをチェックアウトし、今日の目的「湯もみと踊りショー」へ!
湯もみと踊りショーは、金みどりから歩いて3分ほどのところにある「熱乃湯」で開催されている。
毎日6回公演しており、私は10:30の部へ!
かわいい衣装を着た、湯もみガールズの皆さん。
「くさつ」と書かれた湯もみの板を、草津節に合わせて動かす。
とん、とん、とん、と唄に合わせた板の音が心地いい。
「湯もみ」とは、草津温泉の源泉が高温のため、長い板でかき回して48度の入浴可能な温度まで冷ます、伝統的な湯治療法「時間湯」の工程のひとつ。
普通のお湯だと48度でもとても入れないが、草津温泉の泉質は空気とのふれあいで結晶化した「湯の花」がたくさんでき、その湯の花が体の周りに薄い膜を作ることによって、体感温度を下げ、入浴可能になるそう……!
お客さんも体験できるということで、湯もみ体験をして賞状をいただきました。
5回参加すると免許皆伝証、記念品がもらえるそう。
また草津に来たら!
西の河原通りでお土産探し
湯もみショーの後は、隣接する西の河原通りを散策。
一井おみやげセンターでお買い物しました。
購入したのは、自分用に生薬入浴剤「草津薬湯風呂」。
お世話になっている職場の銭湯さんに、草津温泉「月姿」。
温泉饅頭は外せない!
お土産を買い、東京へ帰るため草津温泉バスターミナルへ。
新幹線で、西の河原通り「松むら饅頭」の温泉饅頭を食べながら帰京。
あんこぎっしり、優しい甘み、んまい。
あの湯煙の世界は夢のようで、ひとり旅はとても気持ちが良かった。自然の豊かさ、美しさ、ありがたさ。流れる時間の早さも違うと感じた。
今回、草津で感じた「東京と地方」。
共に魅力があることを改めて想った。
また、また、また、あの湯に溶けてみたいなぁ。
私もあんな湯が沸かせるよう、東京で頑張るぞ。
ありがとう草津! またね草津!
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