VW、今年生産開始のEV「ID.」シリーズをカーボン・ニュートラルに

実行に移すと年間100万トンの二酸化炭素排出を抑制できるという。
・プラントで再生エネ利用

今回のカーボン・ニュートラル計画は車の全過程を含むもので、EVの利用時はもちろんCO2排出はゼロ。また、生産を行うドイツ・ツヴィッカウにあるプラントはすでに100%再生可能エネルギーによる給電となっている。
・出資でオフセットも
加えて、ID.シリーズの生産ではMEBと呼ばれる独自開発のプラットフォームを利用することにしていて、パーツの組み込みなどの効率をあげることでCO2排出抑制に貢献する。
一方で、部品の調達などCO2排出を避けられない場面もある。それは、認定された気候プロジェクトに出資するなどして排出をオフセットする。
VWによると、こうした取り組みで年間100万トンの二酸化炭素排出を抑制できる見込み。これは、おおよそ30万世帯に電気を供給する石炭発電所から排出される量に相当するという。
ID.シリーズはID.1を皮切りにSUVのID.CROZZ、ID.BUZZ、ID. VIZZIONと続き、2025年までに20種が展開される計画となっている。

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