トラベルグラファー直伝!インスタ写真が100倍素敵になる4つのコツ

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トラベルグラファー直伝!インスタ写真が100倍素敵になる4つのコツ

ライター:明知真理子

旅の楽しみは、初めての景色やグルメ、そして人の温かさとの出会い。そのすべてを持ち帰ろうと写真を撮ってみたものの、帰ってみるとどれもイマイチ……。そんな残念な体験は誰にでもあるはず。

そこで、その世界観にファンが多いトラベルグラファー・古性(こしょう)のちさんに、今日から始められる「旅の思い出になる写真」を撮るためのコツを聞いてみました。

びゅうたび 編集部員のイマイチ写真へアドバイスも! 明日から使えるコツをご紹介します。

★プロフィール

古性のち古性のち
ライター / フォトグラファー。世界中を旅しながら現地のときめきを集める、蒐集家・編集者。青とお洒落と雑貨好き。2017年の世界一周を皮切りに、年間の半分を海外、半分を日本のどこかで暮らしている。

びゅうたび編集部びゅうたび編集部
生粋の旅好きメンバーたち。でも、旅先で撮った写真がどうにもお蔵入りしてしまう悩みを抱えている。

ポイント①撮る前に「主役」を決めよう!

びゅうたび編集部「いいな」と思って写真を撮っても、何を撮りたいのかがわかりにくい写真になってしまいます。何を意識して撮ったらいいのでしょう? 古性のちなぜシャッターを押したいと思ったのか、考えてみてください。目の前のカプチーノの泡がふわふわで輝いていたから? ケーキの色がキレイだったから? 会いたかった友達が目の前にいてうれしいから?

「素敵だな」「好きだな」と感じたものがあるはず。それが写真の「主役」です。

主役が決まったら、それを写真の中心にして、しっかり表現してみましょう。カプチーノの泡に思いっきり寄って質感を表現したり、きれいな色を際立たせるように光を当てたり、友達の笑顔を中心にしたり。自分が感じた「素敵」や「好き」を、写真で伝える工夫をしてみて。

飲み物の透明度と色合いを立たせた写真 飲み物の透明度と周囲の緑に馴染む色合いが美しかったので、光が当たるように撮影 全体として見たときの統一感を意識した写真

真っ白の風車からのぞく白い服を着た彼女が夏の太陽に似合っていたので、振り向いてもらいました

ポイント①【基本】
・自分が感じた「素敵」を写真の中心に
・被写体に適した表現を工夫する

ポイント②グルメ写真は自然光が命!

びゅうたび編集部旅先では、ご飯やおやつの写真を撮ることが多いもの。古性さんはグルメ写真を撮るときに、どんなことを意識していますか? 古性のちグルメ写真は、自然光の当たる場所がいちばん! お店に入ったらまず、窓際の明るい席を確保しましょう。

写真を撮るアングルも大切。ソースや飾り付けがキレイな料理なら俯瞰した写真もいいけれど、のっぺりした印象になってしまうことも。たとえばパフェや山盛りサラダなどの高さのある料理なら、横から撮ってボリューム感を伝えるのもアリ。料理にだけピントを合わせて、お皿の手前や背景をぼかせば、雰囲気のある写真になります。
料理にピントを合わせて、お皿の手前や背景をぼかして撮影した写真

ついつい上から撮りたくなってしまいそうな飾りが可愛いケーキも、クリームのぽってり感をだすためにあえて横から切り取ってみる

「ココを変えよう! イマイチな写真にアドバイス」

びゅうたび編集部ちなみに、私が撮ったこの写真は、どうしたらもっといい写真になるのでしょう?(おずおず)
びゅうたび編集部員が撮影した、イマイチなおやつ写真

びゅうたび編集部員が撮影した、イマイチなおやつ写真

古性のちいい写真だと思いますが、ポイント①の「主役を決めること」を意識してみては? ケーキなのかお皿なのか、焦点を当てるものを決めたら良くなるかもしれません。

あとは、お店の花瓶やオブジェなどの雰囲気が伝わる小物をプラスしたり、フォークを持った手を入れてみたり、写真に「動きをつける」と変化がつけられるかも。

古性のち撮影 おやつ写真 古性のち例えば上の写真のように、向かいに座った友達の手を入れ込めば、友達とおしゃべりしていることがわかって、自然と自分らしいストーリーを表現できます。どんなシチュエーションなのか、どんな気持ちなのかを伝えるようにすれば、ひと味違う写真になります。 びゅうたび編集部同じおやつの写真でも、旅先でのストーリーがちょっと伝わるだけで素敵に見えますね!

ポイント②【グルメ写真】
・自然光が当たる場所で
・被写体に合ったアングルで
・動きをつける小物をプラス

ポイント③主役だけだと寂しいときは「相方」を用意

びゅうたび編集部旅先のお土産には、かわいいパッケージやラベルが多いですよね。お土産の写真をSNSにアップするとき、どうやったらかわいいさを表現できますか? 古性のちせっかくなら、かわいいラベルを存分に生かし、まっすぐ正面に向けましょう。 古性のち撮影 お土産写真

「ココを変えよう! イマイチなスナップにアドバイス」

びゅうたび編集部ちなみに、この山形土産の写真は、ラベルが正面を向いているのですが、なぜかイマイチです……。
びゅうたび編集部員が撮影した、イマイチなお土産写真

びゅうたび編集部員が撮影した、イマイチなお土産写真

古性のち
個人的には、素敵な写真だと思います(笑)。

もっと良くするとしたら、2つ以上の被写体を主役にしたい場合は、高さが合っているかを考えるといいかも。

この写真だと、背の低い缶と背の高い瓶を一緒に撮ろうとして、右上が切れてしまっています。2枚に分けたくないなら、もう少し引いて全体を入れるか、手で持ち上げて高さをそろえてみましょう。

単体で画にならないときは、「相方」を用意するのもおすすめ。

お酒の瓶だけでは少し寂しいと感じたら、例えば下の写真のように、きれいな色のおつまみを一緒に撮れば、自分らしいシチュエーションが作れます。

古性のち撮影 お土産写真 古性のち友達との「宅飲み」感を出すなら、思い切ってごちゃごちゃしたテーブルも全部入れてしまえば、楽しさが伝わっていいですよね。 古性のち撮影 宅飲みの写真

ポイント③【お土産編】
・ラベルは正面に向けて
・2つ以上の被写体を撮るときは高さをそろえる
・単体で画にならないときは「相方」を用意

ポイント④インスタグラム投稿は「世界観」を意識!

びゅうたび編集部旅先の写真をインスタグラムにアップしているんですが、プロフィール画面の世界観がごちゃごちゃです。どうやって、古性さんの世界観を作っているのですか?

古性のちインスタグラムに投稿する際にいつも考えるのは、「誰に見てほしいのか」ということ。
インスタグラムでは、1枚の写真にこだわるよりも、自分らしい世界を守ることを意識しています。そういう意味では、プロフィール画面の統一感は大切。「UNUM」というアプリを使えば、プロフィール画面に上げたときのイメージが確認できるので、投稿する写真の配置を決められて便利です。
古性さんのインスタグラムアカウント

古性さんのインスタグラムアカウント

古性のちまた、写真加工は自分らしいストーリーづくりに欠かせないもの。画像加工アプリでは常に同じフィルタを使って、世界観がブレないようにしています。「VSCO」は無料の範囲でもフィルタも加工ツールも多くて、楽しく使えますよ。
VSCO使用中の写真

VSCO使用中の写真

古性のちでもやっぱり、たくさん撮ってみることがいちばん。私もプロのカメラマンじゃないので、とにかく数を撮っています。いろんな角度からたくさん撮影すれば、1枚ぐらいは「完璧! 」と思える写真がありますから(笑)。

ポイント④【Instagram】
・同じフィルタを使ってテイストを統一
・プロフィール画面でどう見られるか意識する

古性のちそんなうまくいった経験を重ねていけば、きれいに見える構図や、自分らしい撮り方も、自然と身についていくと思います。みなさんもとにかく楽しみながら、どんどん撮ってみてください!

メイン画像:Photo by – Nobuhiro Toya

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