アメリカ大手新聞のフライドポテトランキングに市長たちが物申す 国民食とはこういうことさ

アメリカで第4位の発行部数を誇る大手新聞ロサンゼルス・タイムズが、ファストフードチェーンのフライドポテトランキングを発表した。

The official fast food French fry power rankings(ロサンゼルス・タイムズ)
https://www.latimes.com/food/la-fo-french-fry-rankings-20190212-story.html[リンク]

味と歯応えの2つの評価軸で人気ファストフードチェーンのフライドポテトをランク付け。グラフの右上にいくほど高評価で、左下ほど低評価となる。トップ5は以下の通り。

1:ファイブガイズ
自然な切り口のジャガイモを落花生油でからっと揚げ、カリカリ感とジャガイモの歯応えを両立。塩加減もちょうどよい。ただしお値段は他社のおよそ2倍。

2:マクドナルド
揚げたてから4分半の間は最高の味だが、そこからの風味の劣化は半端ない。個人的には、この細くカットされた形が好き。

3.デルタコ
ほどよい塩味のする外はカリカリ、中はほっこり。追加でケチャップとソースをくれたのが良かった。

4:Steak’n Shake
私の好きな細長い形のポテトだが、外側に満足な歯応えのあるわずかな厚みがあってグッド。

5:アービーズ
カリカリしてニンニクと玉ねぎの風味のしっかり効いたリング状のフライドポテト。この頃はあまり見かけなくなったチェーン店。

ランキングといっても読者投票などで決めたわけではなく、1人のフードコラムニストの独断と偏見によるものなので、サラッと流し読みして楽しめばいい程度の読み物だ。だがしかし、フライドポテトと聞いちゃあ黙っていれらねぇ人が大勢いるのがアメリカ。現ロサンゼルス市長のガルセッティ氏もそんな1人だ。


https://twitter.com/MayorOfLA/status/1095454686444843008

謹んで異議を申し立てる。イン・アンド・アウト・バーガーのポテトはこのグラフの左下隅にあるべき味ではない。

これにお隣ロングビーチ市のガルシア市長が絡んできた。


https://twitter.com/RobertGarciaLB/status/1095466747774136320

いや、市長、私はロサンゼルス・タイムズに同意します。私のお気に入りのマクドナルドとデルタコのポテトはトップにランクされているからね。

ガルシア市長に高評価されてうれしくなっちゃったデルタコ公式が反応。


https://twitter.com/DelTaco/status/1095469165685559296

ロングビーチに引っ越すことにしました。

CNNの編集者まで寄ってきた。


https://twitter.com/bradenCNN/status/1095457009262944256

んーとね、
揚げたてのイン・アンド・アウトは右上。
5分経過したイン・アンド・アウトは左下。

さらには身内のはずのロサンゼルス・タイムズの食文化担当アカウントが「まったく同意できない」と、独自にトーナメント表を作成して投票で勝者を決めることを提案。もうグダグダ(笑)。こちらではマクドナルドが優勝。


https://twitter.com/latimesfood/status/1096214070049394688

他にも、任天堂の広報とかラジオDJとかどこかの会社のCEOとか、いい大人たちがフライドポテトについて「あーでもないこーでもない」と放談。これが国民食ってやつなんだね。

画像とソース引用:『ロサンゼルス・タイムズ』及び『Twitter』より

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