ダメ男だけどなぜか憎めない……『トラさん~僕が猫になったワケ~』北山宏光演じる“寿々男”の愛すべき魅力
浪費癖やギャンブル癖、時間にルーズ、浮気性……俗に「ダメ男」と言われる男性の特徴です。しかし、分かってはいても、どこか憎めないところがあると、ついついダメ男に尽くしてしまう女性、結構多いのではないでしょうか? そんなダメ男好き女子に朗報(!?)です。この冬激推しの“愛すべきダメ男”を、大人気グループ「Kis-My-Ft2」の北山宏光さんが演じます。今回は、北山さん演じる寿々男の魅力をたっぷりご紹介します。
【ダメ男ポイント】
1 「妻の稼いだお金でギャンブルに!」
寿々男(北山宏光)は売れない漫画家で、高畑家の家計を支えているのは、スーパーのパートで働く妻・奈津子(多部未華子)です。一方の寿々男は、日がな一日奈津子が稼いだお金でギャンブルをして、近所をブラブラしているダメ男。ギャンブル運はそこそこあるため、奈津子もあまり強くは言えず、毎日お気楽な生活を送っています。そのうえ寿々男は、小学生の一人娘・実優(平澤宏々路)の授業参観に、パチンコ帰りで遅刻して登場。実優があきれるのも頷けます。
2「大ヒット作の原作者なのに漫画を描かない」
寿々男の漫画家としての最大のヒット作は、アニメ化もした「ネコマン」。連載が中止になってからも、未だにファンから猫の写真などが送られてくるほど、根強い人気を誇る作品です。しかし、当の寿々男は実は大の猫嫌い。あ 1話書けば新刊を出版し、その分の収入が入ってくるにもかかわらず、「これは俺の描きたい作品じゃない」と意地を張り続けています。
こんなダメ男ポイントがありながら、ひょうきんなキャラクターでどこか憎めない寿々男。 ダメな一方で、愛すべきポイントが沢山あります。
【愛すべきポイント】
1 「漫画家としての誇りを忘れない」
寿々男が「ネコマン」の1話を描かないのは、意地だけではなく、半端なものを描きたくないという思いがあるためです。どれだけファンや担当の編集に求められても断り続け、新作のアイディアを出し続けては却下されています。また、同期で超売れっ子のカリスマ漫画家・浦上栄剛(要 潤)に対して激しいライバル心も燃やす、漫画家として譲れない誇りを持つ一面も。そんな姿に、思わず魅かれてしまうかも!?
2 「娘と一緒になって遊ぶ少年のような無邪気さ」
実優は猫が好きで、「ネコマン」の大ファン。寿々男の影響で漫画家を目指すほどで、実優と同じ目線で夢中に漫画対決をしている寿々男の無邪気さに、思わず頬が緩んでしまいます。子供好きな一面で、更に好感度アップ!
3 「妻に毎日欠かさず愛を伝える」
寿々男がまだ漫画の締め切りに追われていた頃、奈津子はアシスタントとしての手伝いもしていたほど、長い間彼を支え続けてきた大切な存在です。そんな奈津子に対し、寿々男は毎日欠かさず「愛している」と伝え続ける情熱的な面もあります。奈津子はそのお陰で自分に自信が持てたと振り返っています。愛情をしっかり言葉で伝え、自分に自信を持 たせてくれる男性との関係は、寿々男と奈津子のように、互いにかけがえのない存在になること間違いなし!
本作では、そんな“愛すべきダメ男”寿々男が、冒頭であっけなく死んでしまいます。家族に迷惑をかけ続けた寿々男 は、大嫌いな猫となって1カ月暮らし、これまでの人生を挽回することに。トラ猫の「トラさん」として再び高畑家 で暮らす寿々男ですが、自分の死に落ち込む実優や、過労で倒れてしまう奈津子の側にいながら、猫である自分に無力感を感じます。自分に何が出来るのか、必死で模索し続ける寿々男に迫るタイムリミット……。果たして、寿々男が起こ す奇跡とは!? 感動のラストは、ぜひ映画館の大きなスクリーンで。『トラさん~僕が猫になったワケ~』は大ヒット公開中!
『トラさん~僕が猫になったワケ~』
http://torasan-movie.jp
(C)板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会
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