「不倫カップル」が生まれやすい職場

「不倫カップル」が生まれやすい職場

 恋愛は基本的には自由なものですが、なかにははっきりと禁じられてはいないものの、社会的によしとされていない恋愛も存在します。
 「不倫」もその一つ。
 結婚しているにもかかわらず、他の異性と恋愛関係になることがいけないことだという認識はほとんどの人が持っているにも関わらず、不倫がなくなることはありません。
 『みんなの不倫〜お値段は4493万円!?〜』(宝島社/刊)の著者で離婚アドバイザーである露木幸彦さんは、不倫は「ある環境下」では起こるべくして起こるといいます。
 一体、不倫が起こる「環境」とはどのようなものなのでしょうか。
 
■「ある環境下」では不倫は起こるべくして起こる
 露木さんは、不倫は「好いた惚れた」だけで始まるわけではなく、「始まるべくして始まる特別な理由」があるといいます。
 不倫が起こる外部要因として多いのが、「職場が同じ」というもの。そして、特に不倫が多い職場は「病院」と「老人ホーム」なのだとか。
露木さんは、本書で
 ストレス×生存欲求=性欲
 として、業務によるストレスと生存欲求が高いほど性欲に結びつきやすく、結果的に不倫につながりやすいとしています。
 その意味で、人の生死を扱うために、常にプレッシャーを感じ続けている医師・看護師が感じているストレスは大きいはずです。また、医師以上に人の死に立ち会うことの多い老人ホームの介護士は、生存欲求が高いと露木さんは言います。
 「病院」や「老人ホーム」に限らず、ストレスの多い職場では「社内不倫」が起こりやすいといえるようです。

■職場で不倫が始まる理由とは?
 では、職場で不倫が始まりやすい理由は何なのでしょうか。
 露木さんは、職場不倫のキーワードとして「愚痴」を挙げています。
 職場では、「同じ目に遭っている」という仲間意識が、愚痴を言いやすい空気を作ります。立場や年齢によって多少の差はあるでしょうが、少なからず共通する愚痴はあるはずで、それが同僚との間には奇妙な連帯感や一体感が芽生えていきます。
 また、仕事の愚痴は同僚でなくては理解できないことも多く、弱みをさらけ出しやすい点も重要です。
 職場の環境が過酷であるほど、「不倫しやすい環境」に近づいていくと、露木さんはいいます。

 本書は、不倫が起こる内的・外的要因や、男女別の不倫の目的などが、体験談を交えて詳しく解説されています。
 “禁断の恋愛”である不倫に足を踏み込む前に、自分の不貞の結果どのようなことが起こり、誰が困るのかを一度冷静になって考えたいものです。
(新刊JP編集部)



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