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引っ越しシーズン間近!入居者を騙す“悪質おとり物件”に注意!

どうもどうも、特殊犯罪アナリストの丸野裕行です!

女子が一人暮らしをはじめるためには不動産物件サイトをチェックしたり、実際に不動産屋さんに足を運んで、物件を紹介してもらったりしないといけません。その中には「あっ!この物件スゴイ!」「駅近だし、家賃もすごく安いし、広い!」とあなたが胸躍らせる物件というものがあると思います。でも、その物件本当に存在したんでしょうか?

実際に、不動産業者というのは“おとり物件(おとり広告)”を使って、集客をする悪質な手口を使っているところもあるんです。

今回は、あなたを騙すおとり物件のことをレクチャーしたいと思います!
これを知って、絶対に騙されないように気をつけましょう!

おとり物件とは

おとり物件というのは、悪質な不動産業者がすでに埋まってしまっていることを知っている上で、集客のためにネット上に掲載したままにして、問い合わせがあったお客様を騙してお店に呼ぶ悪質な集客手口のことを言います。まったく存在すらしない物件を、勝手に作りあげて集客することあり、不動産業界内でも問題になっています。

例えばこんなやり取りです。「あのう、ネットで見た物件を紹介してほしいんですけど……」「ああ、そうですか、ではぜひ一度ショップの方に来ていただけますか?」この後に実際に行ってみると、「ああ、あの物件もう決まっちゃったんですよね、お客さん他にもいい物件がありますよ」と営業マンに言われ、他の物件に入居してしまうわけです。

実際におとりを調査

日本全国に不動産屋の中で、実際に悪質なおとり物件集客をやっているところはどれくらいあるのか調べてみました。あらかじめ入居者が入っている部屋を調べ、その部屋を指定して、100軒もの不動産屋にランダムで「紹介してもらって内見をしたいんだけど……」と電話する方法で、お世話になっているタウン誌の編集部が徹底調査。なんと、おとり物件で集客をしている不動産屋が100軒のうち78軒、全体の約80%もあることがわかりました。

おとり物件調査をして、判明したことは、内見したいと電話を入れたときに、大抵の不動産屋の営業マンが、すぐに「空いています!」と即答することです。すぐに空いていると即答する不動産屋もあれば、「お調べします、このまま少々お待ちください」と、調べるわけでもないのに電話を保留にするという演出する不動産屋もいました。

見分ける方法とは

現地で待ち合わせして内見したい

「空いています!」と即答した不動産屋に「現地で待ち合わせして内見したいので、日程だけ教えてもらえますか?」と提案してみたところ、78軒の不動産屋のうちの54軒が「ご指定の物件は、鍵を手配する関係で、一度ショップに来てください」と回答。

鍵の手配などは、お店でやらなくても可能な物件がほとんど。おとり物件での集客を行う不動産屋は、現地集合を提案されると、鍵の手配云々を理由に店に誘導するというトークマニュアルでもあるのでしょう。残り24軒の不動産屋は「現地での待ち合わせは難しいです」と回答。店舗には来ないのであれば諦めようと思っている不動産屋だと思われます。

売り上げにつながるのであれば何をしてもいいという感覚

不動産屋がおとり物件を集客に使う理由というのは、ちょっとでも売り上げにつながる可能性のあるお客様の数を増やしておきたいからなのです。自分たちの不動産屋の売り上げを考え、本当に入居したい、新居を真剣に探しているお客様の都合を考えないという最低の業者です。

これは、組織に属する人間特有のもので、社長や上司の命令とあらば、通常は考えられないこと(人を騙す、欺く)をやってしまうという権威に服従する際の人間の心理の表れです。これは、ナチスドイツの残虐性を実験検証した“アイヒマン実験”でも立証されています。

大手サイトにもおとり物件は多い

不動産屋だけの話ではありません。大手物件情報サイトにも、おとり物件というものが数多く掲載されています。しかし、これに関してはサイト側が悪いわけではありません。入居者が決まった物件でも、掲載の取り下げ申請しない不動産管理会社が多く、結果的におとり物件を掲載したままになり、集客の役割を果たしてしまうことが多いことが現状です。

大手サイト側も、キチンとおとり物件の掲載を取り下げる対策をしているのですが、さすがに掲載されているすべての物件の空室状況を把握することはできないのが実情です。

おとり物件を見分けるポイント5つ

おとり物件には大きく分けて5つの見極めるポイントがあります。しかし、これが当てはまったとしても、それが必ず「おとり物件です!」と断定できるというわけではありません。

可能性が高いというポイントです!「ひょっとすると…」「怪しいかも…」というくらいの参考にしてみてください。

そのエリアの相場に対して家賃が安い物件

賃料が安い物件にはそれなりの理由があるというのはご存知だと思います。事故物件であったり、どこかに欠陥があったり…。そんな家では賃料を安くしないと入居者は集まってくれませんよね?

しかし、その住宅情報に“告知事項アリ”などが記載されておらず、まったく理由もなく家賃が安い物件というのは、おとり物件の可能性が高いと言えます。

物件情報に“仲介先物”と表記がある

物件情報掲載ルールに、物件情報を出している管理会社が大家さんとどのような関係なのかを表記しなければいけないというものがあります。これは業界ではごく当たり前のことです。

貸主(大家さん本人)、代理(大家さんと関わりが深い代理人)、仲介元付(大家さんに直接物件情報の掲載を任されている人)、仲介先物(仲介元付に物件情報の掲載を任されている人)の4つがありますが、最後の“仲介先物”は、唯一大家とは関係がないのです。ですから、おとり物件として掲載していたとしても大家にはバレません。

住所の詳細明記がない

住所が〇〇区〇〇までで、町名も番地もない場合は、おとり物件で怪しいと思っていいと思います。住所から賃貸物件情報を調べらると困る理由があるということがわかります。

好条件なのに長い間ずっと掲載されている物件

物件を見つけたい方などはできるだけ好条件の物件に住みたいはずですよね。ですから、好条件の物件がずっと借り手がつかなくて残っているハズがありません。最もわかりやすいおとり物件だと思います。

誰がどう見ても、好条件だと思える部屋というのは、ネット掲載スタートから1週間もあれば、入居者で埋まってしまいます。

(C)写真AC

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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