Blue Origin、ロケットエンジン製造工場をアラバマ州に建設

Amazon創業者ジェフ・ベゾスの宇宙開発会社Blue Originのロケット開発に伴う動きはTechableでも度々紹介してきたが、同社はこのほど米国アラバマ州でロケットエンジン製造工場の建設に着手した。

巨大ロケット「ニュー・グレン」に搭載される次世代エンジンの製造を行う施設となる。同社は2021年までにニュー・グレンを打ち上げる計画だ。

・ULAと提携

今回の工場建設にあたっては、同じくロケット開発を行っているユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)と提携している。ULAはアラバマ州でずいぶん前からロケット開発を行っていて、現地には部品サプライヤーが拠点を構えるなどロケット開発が大きな産業となっている。

そのロケットコミュニティーにBlue Originが加わる。実際、新設工場で作られるBE-4エンジンは、ULAが開発中の大型ロケット「ヴァルカン」にも使われることになるという。

現在のところ、ニュー・グレンもヴァルカンも2021年の打ち上げを予定している。

・一大開発拠点に?

一方で、今回工場を建設するアラバマ州のハンツビルには米航空宇宙開発局(NASA)のマーシャル・スペース・フライトセンターもあり、こちらの施設の取得にもBlue Originは意欲的に取り組んでいるようだ。

Blue Originは先日テキサス州からロケット「ニュー・シェパード」を打ち上げたが、同社にとってアラバマ州も今後重要な拠点となりそうだ。

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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