向井秀徳は今までに「諸行無常」を何回くりかえしてきたのか?
1995年に結成されたロックバンド「NUMBER GIRL」(2002年解散)のフロントマンであり、現在は「ZAZEN BOYS」を率いる向井秀徳。私は向井氏の長年の大ファン。
向井氏の音楽の魅力の一つに独特な歌詞世界があると思う。向井氏の歌詞の特徴の一つに気に入ったフレーズは様々な曲の歌詞に繰り返し使用するというものがある。
向井氏が多用する代表的なフレーズが「くりかえされる諸行無常」。
今回はNUMBER GIRLおよびZAZEN BOYSの楽曲の中で「くりかえされる諸行無常」あるいは「くりかえされる諸行は無常」というフレーズの登場回数を数えてみた。
登場回数はなんと合計46回!
曲を聴きながらカウントしてみたところ「くりかえされる諸行無常」は合計46回登場していた。
初登場は1999年発売のNUMBER GIRLのセカンドアルバム「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」に収録されている「EIGHT BEATER」。
意外にもNUMBER GIRL時代はこの曲の他に、2000年に発売されたイースタンユース企画のコンピレーションアルバム「極東最前線」に収録された「TOKYO FREEZE」でしかこのフレーズは使用されていない。
最も登場する楽曲は2004年発売の「ZAZEN BOYSⅡ」に収録されている「ZAZEN BOⅡ」。2分足らずの楽曲にも関わらず14回も「くりかえされる諸行無常」というフレーズが繰り返される。「ZAZEN BOYS Ⅲ」以降は気持ちの変化があったのか、使用頻度は減少していった。(それでも、ある種義務のように1枚のアルバムに少なくとも1回は登場する)
NUMBER GIRL、ZAZEN BOYSの楽曲の中での「くりかえされる諸行無常」というフレーズの登場回数は46回だった。
しかしそれ以外にも、向井氏は他のアーティストの競演曲でもこのフレーズを使用している。
椎名林檎の楽曲「神様、仏様」では、サビの部分で「くりかえされる諸行無常」をはじめ向井氏のお得意のフレーズが炸裂している。餓鬼レンジャーのラッパーポチョムキンのソロアルバム「赤マスク」に収録された「Brand New Love」に、向井氏はプロデュース&ラップで参加。この曲ではなんと向井氏ではなくポチョムキンのバースで「くりかえされる諸行無常」という歌詞が登場している。
2017年末にベースの吉田一郎が脱退、2018月5月にMIYAが加入し新体制となったZAZEN BOYS。2012年発売の前作「すとーりーず」から6年以上ファンは新作を待ち続けていたが、1月23日のTwitterにて新作音源の制作開始を宣言。発売はいつになるかはまだ分からないが、今からたいへん楽しみにしている。
【動画】
(Written by 山崎健治)
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