メキシコ人の血が入っている分だけディスカウントしましょう 秀逸なアエロメヒコ航空のCM

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メキシコを代表する航空会社で、「DNAディスカウント」を打ち出したアエロメヒコ航空のCMが大きな話題となっています。

DNA DISCOUNTS advertisement for “AeroMexico” airlines (YouTube)
https://youtu.be/2sCeMTB5P6U

アメリカ人のメキシコ訪問を促進するためのCMですが、「DNAディスカウント」とは、アメリカ人にDNAテストを受けてもらい、メキシコ人の遺伝子を受け継ぐ割合によって航空券をディスカウントするというもの。

「テキーラ好きですか? はい。ブリトー好きですか? ええ。メキシコは好きですか? いいえ」って、まさかの三段オチをかますこちらのご夫婦のように、メキシコが嫌いなアメリカ人をどうすればメキシコへと呼び込むことが出来るのか悩みに悩んだ(?)結果がこのCMです。

アメリカの国土安全保障省の統計まで持ち出し、「(メキシコが嫌いだと言う割には)メキシコ人の祖先にがいるアメリカ人が多いという事実をアメリカはまだ知らないようなので、DNAテストを実施しましょう」と軽くおちょくります。DNAテストの結果次第でディスカウントする旨も明言しています。

「メキシコ人の血が濃いほど、ディスカウント率も上がる(The more Mexican they are, the more discount they get)」

「〇〇%メキシコの血が入っているので、〇〇%ディスカウントされます」と聞いたアメリカ人の皆さん、表情が緩みます。ディスカウントという言葉は魔法の言葉のようです。さきほどのご夫婦もまんざらではない表情。

DNAテストを受けた人の54.4%が、メキシコ人の遺伝子を受け継いでいたという結果になりました。

アメリカとメキシコの国境に壁を建設する・しないでザワついている背景があるだけに、「(血が繋がっている)私達の間には国境はない(There are no borders within us)」というキャッチコピーはセンスの塊としか言いようがありません。

「メキシコいくよ、『タコベル(Taco Bell)』もあるし」と最後まで笑わしてくれます。『タコベル』じゃなくて、本場のタコス食べにいきなよ。

※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=2sCeMTB5P6U

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(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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