列車でぬくぬく~♪冬の風物詩「こたつ列車」で、のんびり青森旅
こんにちは。旅をしながらかわいいものを集めたり、書いたり撮ったりしている旅人、古性(こしょう)のちです。寒いのが死ぬほど苦手なので、冬は大体あたたかい南国に避難しています。だけれど冬は嫌いじゃないんです。だって寒い冬にしか味わうことのできない贅沢ってたくさんあるから……!
そんな「寒いのは苦手だけど冬は好き」なわがまま代表として、今回は青森にて「ぬくぬくのこたつ列車に乗り雪景色を楽しみ、ぽかぽかリゾートで温泉に入る」というめちゃくちゃ贅沢なコースを回ってきました。
【行程】
最高の宿を目指し、はやぶさで青森へ
八戸駅の圧倒的冬感。「青い森鉄道」
憧れの「星野リゾート 青森屋」に到着!
「青森屋」施設内の公園をゆるり散策
「八幡馬ラウンジ」で、ゆったり時間
池に浮かぶ極上の露天風呂「浮湯」
夜はヨッテマレ酒場とじゃわめぐショー
ライトアップされた「ねぶた雪灯り」
青森屋のバイキング朝食には、せんべい汁も
馬車を降りて、向かうは三陸鉄道「こたつ列車」
いざ出発! 久慈・宮古まで、こたつ列車旅!
「なもみ」が突然現れる車内イベントも
「あまちゃん」ファンにうれしいロケ地が続々と
最高の宿を目指し、はやぶさで青森へ
まずは、はやぶさに乗り込み、JR東京駅から青森のJR八戸駅へ。片道は3時間ほど。この緑×ピンクのカラーリングがかわいすぎる。
朝6時半の新幹線。眠い目をこすりながら頬張る海鮮丼
八戸駅の圧倒的冬感。「青い森鉄道」
駅弁を食べたりウトウトしたりしているうちに、あっという間に八戸駅に到着。ふと窓の外を見ると、屋根に白い雪が積もってる……!
電車の待ち時間にせっせとつくった雪だるま
駅前に降り立つと、そこは本当に圧倒的……雪景色……!!!
何を思ったのか、スネを思いっきり出すスタイルで取材に来てしまったわたし。でも銀世界ってテンションあがる。
「青い森鉄道」って名前がめちゃくちゃかわいい
八戸駅からさらに「青い森鉄道」に乗り継ぎ、約15分の三沢駅で下車。向かうは本日の宿泊先の「星野リゾート 青森屋」さん。憧れの星野リゾートに行けるなんてうれしすぎる。
憧れの「星野リゾート 青森屋」に到着!
来ました! 青森屋! 広々立派な外観に……
贅沢なフリースペースの数々(フリードリンクが楽しめるフリースペースは1箇所)。
館内はほどよく暖かく、冷えた体がぽわーんと緩んでいきます。
そしてこちらがお部屋。めっっちゃ広い……。
写真提供:星野リゾート 青森屋
館内はとにかく広いため、わたしのように早めにチェックインを済ませて、館内をゆっくり楽しむ人が多いそうです。
「青森屋」施設内の公園をゆるり散策
荷物を置いて、早速公園を散策してみることに。
公園は一周40分ほど。公園奥の楓林橋(ふうりんばし)へ向かいます。
ここからは、公園内の真ん中にぽっかり穴のように開いた池を眺めることができます。あまりの寒さに、水が凍っている……!
カエデの落ち葉を透かすと、氷の光がキラキラ。フォトジェニックな写真がたくさん撮れるので、写真好きにはたまらないスポット。
反対側には、足湯に浸かりながら池を眺めることのできるスポットが。
コタツでぬくぬく暖まりながら景観を楽しむ「あおもり藍テラス」も極楽。もちろん電源コンセント付きです。
馬と触れ合える牧場もありました
「八幡馬ラウンジ」で、ゆったり時間
しばらく散策して冷えた体を温めるため、公園内にある有料ラウンジ「八幡馬ラウンジ」へ。ここは税込2000円を払うと10:00〜22:00まで何回でも使えるシステム。チェックアウト後でも利用が可能。
中には、こんな感じでくつろげるスペースが。座って足をうんと伸ばしても余るくらいの大きさです。
9:00~12:00までは、抹茶と和菓子を楽しむことができるそうです。
抹茶と和菓子は、9:00~12:00にいただけるそう
窓からは、こんな景色を一望することが可能。贅沢すぎる……。
歩き回って疲れたので、1時間ほどひと休み。この後は写真を撮りに出かけたり、ラウンジでお昼寝をしたりしながら過ごしました。
池に浮かぶ極上の露天風呂「浮湯」
露天風呂ももちろんですが、中も広々ゆったり
お散歩で冷えきった体を温めるため、楽しみにしていた温泉へ。内湯も素敵なのですが、おすすめしたいのは露天風呂の浮湯。ロケーションもさることながら、とにかく湯質が良すぎる。驚くほどに、お肌すべっすべになります。
雪景色と浮湯。灯篭がほんのり光り、幻想的な雰囲気に
最高具合が、写真からも伝わりますでしょうか。もう……いつまでもいつまでも、この幻想的な雰囲気に包まれてぽかぽかお風呂に浸かっていたい。浴槽の外側にはたくさんの灯篭と、ライトアップされたねぶたの姿が。気づけば出たり入ったりを繰り返しながら、1時間ほど堪能してしまいました……。
夜はヨッテマレ酒場とじゃわめぐショー
お風呂に入ったあとは、食事処「ヨッテマレ酒場」で、夕飯を食べながら「じゃわめぐショー」を鑑賞!
スコップ三味線は、世界大会チャンピオンになったことがある腕前
「じゃわめぐショー」は、青森屋のスタッフが演奏してくれる「スコップ三味線」や津軽三味線、青森民謡が楽しめる大人気のショー。開始1時間前から人が集まってきていました。
しめ鯖丼とたんげりんごサワーをいただきながら鑑賞。頬張りながら撮影していたのでショーには混じれませんでしたが、一般のお客さんがスコップ三味線を演奏する場面も! 飛び入りしたかった……。
ライトアップされた「ねぶた雪灯り」
夕飯の後は再び公園へ。4人のねぶた師が手がけた作品がライトアップされています。
めっちゃかっこいい……!!! 体は温泉に入ったおかげでポカポカだし、雪も降っていないタイミングだったので、ぬくぬくしながら見ることができました。
30分ほど鑑賞して、この日はお部屋へ帰宅。ふかふかベッドでおやすみなさいしました。
青森屋のバイキング朝食には、せんべい汁も
翌日は、青森屋のバイキングレストラン「のれそれ食堂」で素敵な朝がスタート! 青森の美味しいものがずらり。
その中でも、ものすごーく気に入ったのが、青森の郷土料理「せんべい汁」。ふわふわのお煎餅が入った汁物で、あったまるし美味しいしで、朝から4杯くらい食べました。愛しい。
ご飯を食べたあとは、20分ほどかけて公園を一周するストーブ馬車に乗ってみました。
その名の通り、馬車の中にあったかいストーブがあり、のほほんと暖まりながら公園を回れる馬車です。中はこんな感じ!
馬車の中では、なんとスルメを焼いてくれるサービスも!
馬車を降りて、向かうは三陸鉄道「こたつ列車」
馬車を降りたら、青森屋専用のシャトルバスに乗って、約10分で三沢駅へ。ここから青い森鉄道で八戸駅にいったん戻り、JR八戸線に乗り換えて久慈駅に向かいます。およそ2時間の旅。
三沢駅から久慈駅まではちょっと遠い。2時間くらい。
ここから、本日のお目当て「こたつ列車」に乗ることができます。
こぢんまりとしていて、かわいらしい駅
朝ドラ『あまちゃん』の、ユイとアキのイラストも。懐かしい。
いざ出発! 久慈〜宮古まで、こたつ列車旅!
乗客のために中華民国の旗を振る駅長さん
数分待って、いよいよ出発! こたつ列車の旅に行ってきます!
中はこんな感じ。こたつがずらりと並びます。窓の外にはきれいな景色が見えていて、これは初体験。
もちろん、めちゃめちゃ暖かい……ついついウトウトしてしまう居心地の良さ。
ガイドさんが居て、停車駅や外の景色について説明をしてくれます。
駅弁は要予約。わたしは、ほたて弁当を頼みました。移動しながら、コタツに入って美味しいものを食べることのできる幸せ。
ドリンクは車内で購入可。売り切れ必至の「さんてつサイダー」は、お早めにガイドさんに声がけを
「なもみ」が突然現れる車内イベントも
のんびりしていると、突然乗り込んできたのは「なもみ」。岩手版のなまはげです。
一見怖い顔してますが、こんなふうにかぶらせてくれる体験も
「なもみ」の語源(炉にあたってできる火だこを「なもみ」と呼び、火だこを剥いで怠け者を懲らしめるという意味からきている)や、三陸鉄道ができた歴史など、いろんな話を聞くことができます。
「あまちゃん」ファンにうれしいロケ地が続々と
袖が浜駅に降りられることも!
三陸鉄道といえば……あまちゃん! ロケ地になった場所が次々現れます。運行状況次第ではありますが、タイミングが良ければ、こんなふうに気になる駅に降りることもできちゃいます。
こちらはアキのおばあちゃん夏ばっぱが、東京へ旅立つアキにエールを送るため、大漁旗を振った海岸
この日は残念ながら曇りだったのですが、晴れると、もっとたくさんの絶景が見えるはず……。
そんなこんなしているうちに、終点の宮古駅に到着。ここで1時間ほど待って、折り返しで久慈駅に戻ります。
このノスタルジックな1枚が、とってもお気に入り
外を眺めているうちに、いつの間にか眠ってしまいました……。
帰りは行きと同じルートを、八戸で購入したウニ丼を食べながら帰りました。
寒かったけれど、冬ならではの楽しみ方ができました! 今度はゆっくり1週間くらいかけて青森旅をしてみたいなあ。
それでは今日も、良い旅を!
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