【実食レビュー】東京進出したラーメン屋「第一旭」の味は京都本店と別物 / 塩分強めながらアッサリで甘さ控えめ

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2018年12月に東京進出した伝説のラーメン屋「第一旭」新宿店は、京都駅前にある老舗ラーメン屋「京都たかばし本家 第一旭」の東京支店だ。その美味しさは唯一無二で、わざわざ京都に行って「京都たかばし本家 第一旭」のラーメンを食べる人までいる人気店。


今回は、そんな「第一旭」新宿店で実際にラーメンを食べ、その美味しさが本物か、そして京都本店と同じ味を再現しているのか確認してみた。実際に京都で30回以上食べている者として、そのクオリティを確認する。

・もっとも美味しい組み合わせ
ランチや夕飯時をはずせば、行列は5~10人くらいなので待ち時間は10~30分程度。今回はラーメン(780円)と九条ねぎ増加(50円)を注文。この組み合わせ「京都たかばし本家 第一旭」の常連たちがもっとも美味しい組み合わせのひとつとしているもので、今回はその組み合わせにした。

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・心を躍らせる強めの醤油の薫り
注文から5分ほどでテーブルにやってきたラーメンは、まさに京都の薫りを漂わせていた。心を躍らせる強めの醤油の薫りだ。刻まれた九条ねぎはひとつひとつがパリッと立っており、そこから沸き立つ冴える香がたまらない。

・どこまでも続くパンチの効いた醤油の強襲
ズズッとすすれば、一瞬にして広がるガツンとくる醤油の香ばしさと旨味。「これだよこれこれ!」と思いつつ食べ進めると異変に気がつく。醤油の塩味にブレーキがかからず、どこまでも続くパンチの効いた醤油の強襲。そう、京都よりも醤油が強く、そして甘さ控えめなのだ。

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・京都本家とは別物のラーメン
スープにブレが生じているのではなく、おそらくこの味の変化は意図的。醤油の濃さ、甘さの濃淡、そして後味として残るコク、すべてにおいて東京仕様の「東京仕込み」。京都本家とは別物のラーメンだが、東京仕込みの「第一旭」は悪くない。

・京都本家より「自分好み」と感じる人もいる
そもそも「京都たかばし本家 第一旭」のラーメンを食べた客の一部からは「甘すぎる」という声が出ていたのも事実。京都ではそれが美味しさのポイントとして愛されているが、関東地方では「醤油ガツンの甘さ控えめ」は間違いない味の変化と言えよう。人によっては京都本家より「自分好み」と感じる人もいるのではないだろうか。

・この店の「東京仕込み」を楽しむために行く
よってこの店に行くのであれば「京都たかばし本家 第一旭」の味を求めていくのではなく、この店の「東京仕込み」を楽しむために行くという考えのほうが間違いないだろう。

もっと詳しく読む: 東京進出したラーメン屋「第一旭」の味は京都本店と別物 / 塩分強めながらアッサリで甘さ控えめ(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/12/11/daiichi-asahi-ramen-tokyo/

<協力>
ミスタークドウ: TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版し、B級グルメ研究家として絶大な支持を得ている。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をしている。

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