『ポケモンGO』に実装される“トレーナー同士の対戦機能”を試してきた 3番目の「わざ」解放も可能に

初代の『ポケットモンスター 赤・緑』から脈々と受け継がれてきた重要な機能が、いよいよ『ポケモンGO』に登場します。プレイヤー同士の対戦機能「トレーナーバトル」の実装予定が発表されました。筆者はNianticを訪れ、一足お先にこの新機能のデモを体験してきました。

ポケモン3匹同士のシンプルなバトル

「トレーナーバトル」では、2人のトレーナーがそれぞれ3匹のポケモンを選択してバトルを行います。相手のポケモン3匹を先に倒す、あるいは制限時間4分が経過した時点で残りHPの割合が高い方が勝利となります。

近くにいるトレーナーとはアプリ内で「対戦コード」(2次元バーコード)をスキャンすることでバトルが開始されます。また、仲良し度が「親友」以上のフレンドであれば、離れていてもバトルが可能です。

「入れ替え」や「シールド」の戦略がカギに

ジムバトルと同様に画面タップで「ノーマルアタック」のわざを繰り出し、ゲージが溜まると「スペシャルアタック」が発動できます。なお、「トレーナーバトル」の開始に伴い、ポケモンごとに3番目の「わざ」(2つ目のスペシャルアタック)がアンロックできるようになります。解放には「あめ」と「ほしのすな」が必要となりますが、タイプの異なるわざを覚えさせることでバトルでの汎用性が高まるのではないでしょうか。

ポケモンの「入れ替え」を行うと一定時間は「入れ替え」コマンドが使用不可能となります。さらに、1回のバトル中で2回のみ使用できる「シールド」によって、相手の「スペシャルアタック」を無効にすることが可能です。3匹のポケモンを戦わせる中で、相手ポケモンとの相性を踏まえてタイミングよく使う必要があります。

ゲームでおなじみの6対6のバトルよりもサクッと決着できるのはアプリの特製にマッチしていると思います。バトル開始まで相手がどんなポケモンを出してくるのか分からないため、ある意味でジャンケン的な要素もありますが、トレーナーの戦略がある程度カギを握るバトルシステムに調整されている印象でした。

思えば2015年に公開された『ポケモンGO』のティザービデオでもトレーナー同士がバトルする様子が描かれていました。「集める」、「育てる」、「交換する」に、満を持して「バトルする」が加わったことで、本来あるべきゲームの“核”がようやく固まったように思えます。

【公式】『Pokémon GO』 初公開映像(YouTube)
https://youtu.be/lKUwVYUKii4

上限CPが異なる3種類のリーグを用意

バトルが始まる前には対戦リーグを選択します。

リーグごとに使用できるポケモンのCP範囲が定められており、最大CP1500までのスーパーリーグ、最大CP2500までのハイパーリーグ、CP無制限のマスターリーグの3種類が用意されています。

これにより、トレーナーレベルに左右されず、あらゆるトレーナー同士が平等に対戦することができます。CPが低くてジムバトルではパーティ入りできなかったポケモンにも活躍の場が広がりそうです。コミュニティの中でポケモンのCPやタイプの“縛り”を設けてバトルするのも楽しいかもしれません。

リワードには「シンオウのいし」も

バトルの勝敗にかかわらず、「トレーナーバトル」に参加することで一日三回までリワード(報酬)を得ることができます。進化して強力なポケモンをゲットするために欠かせない貴重なアイテム「シンオウのいし」が手に入ることも

赤・青・黄の各チームリーダー(CPU)と対戦することでも一日一回リワードがゲットできるので、対人戦が苦手な人はこちらで腕試ししてみるとよいでしょう。なお、トレーナー同士の対戦は13歳以上のプレイヤーが参加可能、チームリーダーとのバトルは全てのトレーナーが利用できます。

Nianticは、近日中に「トレーナーバトル」機能の提供を開始するとしています。実装されたら、さっそく自分のポケモンの強さを確かめてみては。目と目が合ったらポケモンバトル!

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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