100以上の言語に対応、海外ファンが日本の漫画家・イラストレーターに依頼ができるイラストコミッションサービス「Skeb」に注目

・ファンがクリエイターに有償依頼をする「コミッション」
北米では、個人がクリエイターに対してイラストを有償で依頼する「コミッション」が一般化しているものの、日本国内においてはクリエイターへの依頼は独自の慣例が数多く存在し、ファンが気軽に依頼できる環境ではないのが現状だ。
もっとアーティストへの依頼を気軽にスムーズにおこなえる環境づくりを目指して、作家向け確定申告パッケージ「ドージン・ドット・タックス」など、クリエイター支援事業を運営する外神田商事株式会社は、イラストコミッションサービス「Skeb」(スケブ)を2018年11月30日から提供開始する。
・「Skeb」は100以上の言語に対応、支払いを管理
「Skeb」は、国内外から日本のクリエイターへイラストの製作を依頼できるプラットフォームで、100以上の言語に対応し内容が自動翻訳され、支払いを管理する決済機能を保有する。依頼者は、100以上の言語で入力することが可能で、140文字以内でイラストをクリエイターに有償依頼できる。入力された依頼内容は、クリエイターへ翻訳されて届く。

支払いはクレジットカード決済を導入しているため、通貨の種類や国際送金のコストを気にすることなく支払いが可能になっている。
・“クリエイター支援ベンチャー”として、作家やアーティストを支える
外神田商事は、漫画家・個人投資家から出資を受け2017年8月1日に設立されたクリエイター支援ベンチャー。作家にまつわる諸問題を「社会的」「経済的」「文化的」支援によって解決しようと取り組んでいる。
▼社会的支援: 税理士、弁護士、社労士などの士業関係者と協力し、税務の適正化と福利厚生の充実を図る。
▼経済的支援: 新たな収益源をもたらす安全で便利なプラットフォームを提案し、作家のリスクヘッジを支援。
▼文化的支援: 個人では対応が難しい権利侵害の問題に機械学習を用いた自動化技術を提供し、創作文化の保護に努める。
同社では、「コミッション」を日本へ普及させ、言語の問題にとらわれることなく、海外ファンとクリエイターを結びつけ、「Skeb」が新たな収益源として機能することで、クリエイターを支援していきたい意向だ。
日本の誇れる文化を生み出す作家やクリエイターたちを支える「Skeb」のようなサービスや仕組みが、今後どんどん広がっていってほしいものだ。

ウェブサイト: https://techable.jp/
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