アウディが開発中の空飛ぶクルマ、プロトタイプで初テストフライトに成功

今回は4分の1スケールのモデルでのテストで、客が乗るキャビンを抱えてドローンとして空を飛び、またキャビンをドローンから電動スレッドに取り付け、自動運転車としても走行した。
・スムーズに空から道路へ

クワドコプターとキャビンをくっつければドローン、基盤モジュールにキャビンを載せれば車となるというシステム。
ドローンとして飛行してから車として走りたい時は、ドローンが基盤モジュールの上にキャビンを置き、乗客は外に出ることなくそのまま道路を移動できるという、SFの世界のような先進的な交通手段だ。
・今後はインフラ整備も

ただ、実用化に向けてはまだ乗り越えるべきハードルがいくつもある。実物大を製作して機能や安全性を確かめるのはもちろん、街のインフラにも大きく関わってくる。
たとえば、基盤モジュールなどの待機・充電場所の整備、ドローンと自動運転車の乗り換え場所の確保、そして交通規制の変更なども必要になってくるだろう。
ただ、2018年初めの段階でアウディは「このプロジェクトの実用化に7年、10年かかるとは考えていない」としていることから2020年代前半にはお目見えする可能性がありそうだ。

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