GoogleがVR用ローラーシューズで特許出願!仮想現実空間で無限に歩ける

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VRブームもやや下火になったと感じられる昨今。AppleやGoogle、そしてFacebookでさえも、実用的なアプリケーションにつなげやすいAR技術の開発に軸足を移しているように見える。しかし少なくともGoogleに関しては、VRのこともしっかり意識しているようだ。

Googleは5月に、VRコントローラーに関する特許を出願しており、その内容が明らかになった。同技術は、限られた現実空間での移動を無限に続くVR空間に拡張するもの。プロダクトの見た目はローラーシューズのようにも見える。

・小さな部屋でも無限に歩ける・実用的なVRコントローラーVR空間内で無限に動き回るための技術としては、トレッドミルのようにその場で動けるものや、円形のオブジェクトの周りをグルグル移動するものが考案されているが、いずれもおおがかりだ。

Google発表の技術では、プレイヤーはーはローラーシューズを履くだけ。VRヘッドセットに映し出された映像に沿って歩いていくと、現実空間ではもとの位置に戻っている。このため理論的には、小さな部屋でプレイしても、無限の距離を歩くことができる。

デバイスは無指向性なため、回転したり横になっても元に戻れる。また、トレッドミルのように足を動かす方向が制限されないのも自然で良いだろう。

・実用的なVRコントローラー

理想的には上記の通りだが、本当にうまく機能するかの疑問もある。

まず、VRヘッドセットを装着したままローラーシューズを履くのは、想像しただけでバランスをとるのが難しそうだ。また、左右分かれたローラーシューズは、それぞれの動きを同期する必要があるが、これを常時遅延やエラーなくおこなえるかもポイントとなる。

ただ、こうした課題をクリアしたあかつきには、一般消費者にとってトレッドミル型のコントローラーよりもずっと現実的な導入選択肢となることは間違いなさそうだ。

VRヘッドセットに見合うコンパクトさとコストを実現するコントローラーの登場で、VRはもっと身近なものになるだろう。

参照元:Google is patenting a pair of motorized VR roller skates/The Verge

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