スウェーデン発の電動キックスクーターシェア「Voi」、欧州で事業拡大へ

米国西海岸で始まった電動キックスクーターシェアリング人気は、手軽さや料金の安さがうけて、今や世界で広まりつつある。

北欧でいち早く事業を立ち上げたのが、スウェーデンの「Voi」。このほど5000万ドル(約56億円)もの資金を調達し、欧州で事業を拡大する。

・仏、独、伊でも展開へ

Techableでは先日、スペインの車メーカーSEATが電動キックスクーターを発売することをお伝えしたが、Voiは米国で人気のLimeやBirdのようにシェアリング事業を展開している。

現在はお膝元のストックホルムに加え、マドリッドなどスペインのいくつかの都市で利用できる。そして、今回調達した資金でその範囲をフランス、ドイツ、イタリア、ノルウェー、ポルトガルに拡大する。

・駐車場会社と連携

Voiも他のシェアリングと同じように、アプリベースでサービスを提供している。ユーザーはアプリでスクーターのある場所をリアルタイムに確認でき、スクーターの解錠、支払いも全てアプリで済ませられる。そして使用後は乗り捨てできる。

ただ、米国西海岸で乗り捨てが社会問題となったのを教訓として、Voiは社会にポジティブに受け入れられる方策を検討している。その一環として、公的な駐車場運営会社とパートナーシップを結び、駐車場の外に電動スクーターを置けるようにする。

世界的に電動キックスクーター人気は高まるばかりで、今後さらなるスタートアップや大手がこのマーケットに参入することが予想される。となると、競争激化は必然で、今後はいかに差異化を図るか、というところがポイントとなってきそうだ。

Voi

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Techable

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