毎日たった1分の手ほぐしで現代人の脳疲労はケアできる!?
特に疲れることはしていないはずなのに、疲労を感じることはありませんか? 最近は慢性的な疲れを感じている人や、起きるのがつらいと感じている人が増えています。それはここ10年ほどで仕事以外の時間にもパソコンやスマートフォンを見る時間が増え、私たちの「疲れ」にも変化が起きているからなのだそうです。
肉体労働から頭脳労働、またプライベートでの頭脳活動の割合が増えた今、人々が疲れを感じる場所は脳だと、本書『たった1分 脳疲労にきく魔法の手もみ』著者の手島渚さんは語っています。本書ではボディセラピストとして脳を癒すことを実践している手島さんが、隙間時間に1分でできる「手ほぐし」のテクニックを教えてくれています。
そもそも疲れが取れないと感じるのは「脳疲労」によるもの。本書によると現代人の脳は体全体のエネルギーの約18%を消費するほど活動しているそう。インターネットから不必要な情報が流れてきたり、無意識にネガティブな思考をしていたりすることで疲れが生じてしまいます。
脳が活動しているときには、必ずしも体の運動が伴うとは限りません。そのため体への疲労が溜まることはなく、脳疲労への自覚が遅れたりケアを怠ったりしてしまうことになるのだそうです。脳疲労の初期サインとしては「手先などの身体の末端が冷える、こわばる」「目の疲れを感じる」などがあるそうなので気にしてみてください。
手島さんは本書を通じて「基本の親指ほぐし」や、脳疲労を解消する「手ほぐし」をいくつも紹介していますが、もっとも大切なことは「脳休習慣」を持つことだと伝えています。家族やパートナーと手を触れ合ってほぐすのも癒し効果があるそう。働きっぱなしの脳を意識的に休ませることを習慣にし、その一環としての手ほぐしが有効だそうです。
また他にも偏頭痛、肩こり、便秘など症状に合わせた手ほぐしも本書では紹介しています。習慣として行いたい親指ほぐしや、寝る前の手ほぐしと組み合わせて取り入れ、日々の気づきにくい疲れを少しずつケアしてみてはいかがでしょうか。
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