【緊急事態】カルロスゴーン会長の逮捕で日産が公式コメント発表 / 全文掲載
日産自動車や三菱自動車工業のカルロス・ゴーン会長(64歳)が、報酬を過少申告し、東京地検特捜部が金融商品取引法違反で事情聴取。その流れで逮捕された件で新たな展開があった。今回の件に関し、日産自動車が公式コメントを発表したのである。
・不正行為について内部調査
日産自動車の公式コメントの内容は「以前から不正行為について内部調査をしていた」「職を速やかに解くことを取締役会に提案する」というもの。全文は以下のとおりである。
・当社代表取締役会長らによる重大な不正行為について
「日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、内部通報を受けて、数か月間にわたり、当社代表取締役会長カルロス・ゴーン及び代表取締役グレッグ・ケリーを巡る不正行為について内部調査を行ってまいりました」
「その結果、両名は、開示されるカルロス・ゴーンの報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明いたしました。そのほか、カルロス・ゴーンについては、当社の資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為が認められ、グレッグ・ケリーがそれらに深く関与していることも判明しております」
「当社は、これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してまいりましたし、引き続き今後も協力してまいる所存です。内部調査によって判明した重大な不正行為は、明らかに両名の取締役としての善管注意義務に違反するものでありますので、最高経営責任者において、カルロス・ゴーンの会長及び代表取締役の職を速やかに解くことを取締役会に提案いたします」
「また、グレッグ・ケリーについても、同様に、代表取締役の職を解くことを提案いたします。このような事態に至り、株主の皆様をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。 早急にガバナンス、企業統治上の問題点の洗い出し、対策を進めて参る所存であります」(2018年11月19日 / 公式コメントここまで)
・ふたりによる共謀なのか
今回の騒動にはカルロス・ゴーン会長だけでなく、日産自動車の代表取締役グレッグ・ケリー氏も関連していると発表。ふたりによる共謀なのか、それともさらに他の関係者がいるのか不明だが、今後の捜査に注目が集まっている。
・信じられない
カルロス・ゴーン嘉一要は非常に人望がある人物としても知られており、ときおり彼を見かけていたという人物は「信じられない」と話す。いったい真相はどうなのか、新たな続報を待ちたいところだ。
【続報】
日産自動車カルロスゴーン会長逮捕 / 日産は解任「お金に執着しない人と思っていた」
もっと詳しく読む: カルロスゴーン会長の逮捕案件で日産が公式コメント発表 / 全文掲載(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/11/19/carlos-ghosn-kainin-news/
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