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きゃりーぱみゅぱみゅ・indigo la End・あいみょん・chelmicoの競演でunBORDE7周年を祝福! 『unBORDE LUCKY 7TH TOUR』全国7都市で開催

11月8日、Zepp Tokyoにて『unBORDE LUCKY 7TH TOUR』の最終公演が開催された。ワーナーミュージック内レーベル“unBORDE”によって毎年1度開催されてきた恒例のレーベルフェスを設立7周年を迎えたことを記念し、「7」にちなんで仙台・札幌・広島・名古屋・福岡・大阪・東京と7大都市でのライブハウスツアーに拡大。

WANIMA、yonige、高橋優、TEAM SHACHI、あいみょん、奇妙礼太郎、神聖かまってちゃん、tofubeats、DADARAY、ジェニーハイ、ロイ-RoE-、chelmicoと各都市異なるラインナップでリスナーには新たな音楽との出会い、アーティストには普段ありえない共演を新たな糧とする機会を今年も提供。最終日は、ジャンルにかかわらず角の出たアーティストを次々に輩出してきたunBORDEのレーベルカラーを体現するようにしてchelmico、あいみょん、indigo la End、きゃりーぱみゅぱみゅの4組が四者四様の熱演を繰り広げた。

まず登場したのは、今年8月にunBORDEからデビューしたラップユニット・chelmico。『Highlight』でライヴの口火を切ると、そのリラクシングな楽曲の通り、RachelとMamikoのラップが緩やかに折り重なっていく様は、まるでふたりの部屋での会話と呼吸がそのまま音楽になったかのよう。「愛したい」、「恋したい」、「でも愛されたい」の掛け合いから披露された終曲は『Love is Over』。演奏が終わっても、居心地のいい緩やかな空気が持続していた。一気に「ホーム」を作り上げる最高のオープニングだった。

続いて大歓声とともに迎えられたのは、あいみょん。『憧れてきたんだ』で<私の知ってる/シンガーソングライター/数年前にメジャーを辞めた>、<歌うこと 歌うこと/まだ続けていてくれよお願いだ>と歌い上げた瞬間に、ゾクッとするほどの“歌への業”が会場全体に突き刺さる。

トーキンブルースから命そのものへの想いを滾らせていく『生きていたんだよな』にしろ、恋心の距離をロックに映した『君はロックを聴かない』にしろ、喜びも傷も迷いも自分の証にしながら、己の人生の在りかを丁寧に確かめていく切実な表現だ。さらに歌声の輪郭が淡く滲んだり、途端にエッジを立てて突き抜けたり。歌声のスケールが曲ごとにグングン増していき、その極点を刻むようにして『マリーゴールド』の美しいメロディが響き渡った。

「寒くなってきたけど、いろんな人に愛を伝える季節だなと思うので」そう語った後に披露された『愛を伝えたいだとか』。そして終曲は『貴方解剖純愛歌~死ね~』を披露し、繊細と豪胆、しとやかさと凶暴性。そのすべてを存分に見せつけるアクトだった。

本日唯一のバンドであるindigo la Endは冒頭からオーディエンスを圧倒。『煙恋』では川谷がギターを下ろしてゆったりと歌い上げ、女性コーラスとの絡みが美しいメロディをより一層際立たせる。

川谷「僕らはもうunBORDEじゃないんですけど。まあ同じワーナーだから兄弟みたいな感じですね。他の3組はわかるんだけど、なんで俺らがいるのかって思います(笑)。だから、この後もただストイックにやって帰ろうと思います」という言葉の通り、緩やかな愛の歌に突如凶暴なギターを挿す『蒼糸』も、急激なリズムチェンジが決まっていく『鍵泣く命』も、ひたすら深く音に没入していく。

かと思えばAORに振れた『夏夜のマジック』ではオーディエンスとともに揺れる、硬軟自在なライヴ披露。「最後くらいは、僕らはこういうバンドですと少しでもわかってもらえるような曲をやろうと思います。初めてやる曲です」と最後には『Unpublished manuscript』を演奏。濃密な40分を提供した。

そして、今ツアー最後の最後を締め括る大トリとして登場したのは、きゃりーぱみゅぱみゅ。「私もunBORDEと同じ7周年で、同期のように一緒にやってこられて感謝しています」と語ったきゃりーだが、『演歌ナトリウム』のように、洗練されたテクノと和太鼓・竹笛が交錯する曲や、『きみのみかた』、『キズナミ』のように、海外R&Bポップスのビートやメロディを増強したかのようなトラックに直球のエールソングを乗せる曲。それら最新曲のパフォーマンスには、確かに表現者としての自分をアップデートし、ファンタジーやキャラクター性ではない「人として伝えたいメッセージ」を確かに掴んできた道のりが映っている。

まさに「unBORDEと歩みを共にしてきた」と言えるアーティストのひとりであるきゃりー。少女から大人へ。ファンタジーも現実も同じ線上に。unBORDEレーベルイベントのステージの大トリを務めるに相応しい、この7年に経てきた成長と変化のドキュメントのようなライヴとなった。

unBORDEというレーベルが表現し続ける多様性、そして多様性を面白がることこそが音楽を更新していく鍵なのだという姿勢が、カラーもジャンルも違うアーティスト同士の対峙から浮き上がってくるツアーファイナル。来年がもしあるとしたら、次はさらにカラフルなものになるであろう。

なお、ツアー公式サイトでは、『unBORDE LUCKY 7TH TOUR』の各会場のライブ写真も公開されているので、こちらも併せてチェックしてみよう。

撮影:橋本塁(SOUND SHOOTER)

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(執筆者: gallagherbros) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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