プロ監修!さつまいもの冷凍保存術|解凍・レシピも
野菜・さつまいもの冷凍保存・解凍方法・保存期間をご紹介。さらに、冷凍保存したさつまいもを美味しくいただくためのレシピを料理研究家・武蔵裕子さんに教えてもらいました!【冷凍保存の基本シリーズ】
武蔵裕子
料理研究家。両親と息子2人、3世代の食卓を切り盛りしてきた経験から生まれた和食をベースとしたレシピは多くの支持を集めている。雑誌、書籍、web、企業のメニュー開発などで活躍中。『フライパンに材料を入れてから火にかけるだけ!レシピ』(学研)、『味つけ冷凍で作りおき』(PHP研究所)、『15分で一汁一菜 毎日のごはんはこれでいい!』(講談社)など著書も多数。
さつまいもの正しい冷凍保存&解凍方法
さつまいもの冷凍保存方法をご紹介します。
難しい作業は一切ありませんので、料理ビギナーさんでも無理なく実践できるはず。
さつまいもの冷凍保存方法
さつまいもは、あく抜きをしてから冷凍保存するのが基本。
2種類の処理をして、いろいろな料理に使っちゃいましょう!
【用意するもの】
さつまいも・・・2本(1本300g程度のもの)
キッチンペーパー
包丁
まな板
ボウル
耐熱容器
ラップ
電子レンジ
マッシャー(もしくは木べら)
保存袋
【さつまいもの冷凍保存方法】
1本のさつまいもは皮をよく洗い、7〜8㎜厚さに、やや斜め切りにする。その後、水に5〜6分さらす。その後キッチンペーパーで水気を拭く。
もう1本のさつまいもは皮をむき、小さめに切り、水をはったボウルに5~6分さらす。その後、耐熱容器に入れてふんわりラップをし、電子レンジで6〜7分加熱。熱いうちに粗くマッシュして、冷ました後、好みの分量に分けてラップに包む。
1と2のさつまいもは、それぞれ別の保存袋に平らに入れる。空気をしっかり抜き、保存袋に冷凍した日付を記入すること。
【保存期間】生=約2~3週間/マッシュ=約1ヵ月
※冷凍保存方法で使っている電子レンジは600Wです。
ちなみに、焼き芋も冷凍保存できます。保存期間の目安は3週間程度。
さつまいもの解凍方法
生・マッシュどちらのさつまいもも、電子レンジにかけたり鍋で煮たり、凍ったまま調理できます。
自然解凍も可。
【こんなさつまいもの冷凍方法もあり!】
さつまいもを定番の甘露煮やレモン煮にしてから冷凍保存するのもおすすめです。
2週間程度を目安に食べきりましょう。
冷凍さつまいものレシピ&活用法
たくさん冷凍保存したさつまいもは、余すことなく使い切りましょう!
そこで料理研究家・武蔵裕子さんに、冷凍さつまいもの活用レシピを考案していただきました。
【冷凍さつまいものレシピ】さつまいもと手羽中のレモン甘煮
甘く煮たさつまいもと手羽中の味わいは、病みつきになること間違いなし!
ハチミツを使い、きれいな照りを出すのがポイントです。
【材料】(2人分)
冷凍さつまいも(生)・・・6枚
手羽中・・・8本
水・・・1/2カップ
砂糖・・・大さじ1
酒・・・大さじ1
レモン(国産)・・・スライス2枚
ハチミツ・・・大さじ1と1/3
しょうゆ・・・大さじ2
サラダ油・・・小さじ1
【作り方】
レモンは薄くスライスし、小さいいちょう切りにしておく。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、手羽中を焼きつけ、さつまいもを加えて炒め合わせる。
水を入れて煮立ったら、調味料を順に加え、レモンも散らし、ふたをして汁気が少なくなるまで5~6分弱めの中火で煮る。最後に火を強くして、少しの間からめるように炒める。
たくさん余った時に!冷凍さつまいもの活用法
「冷凍さつまいもをさらに使いこなしたい!」という方は、次の活用法もおすすめです。
生で冷凍保存したさつまいもは、はちみつとレモンで煮る
マッシュした冷凍さつまいもは、自然解凍して朝食のヨーグルトに混ぜて
マッシュした冷凍さつまいもは、コロッケのタネに
さつまいもの冷凍保存術はいかがでしたか?
解凍方法・レシピもマスターしておけば、美味しいさつまいも料理がいつでも食べられるようになります。ぜひお試しあれ。
撮影/菅井淳子
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