AFFT2018『名探偵コナン』上映会「ゼロティーもアニメ化しちゃう?」「“風見の女”が増えてきた」高山みなみ&古谷徹トークイベントレポ

10月20日(土)の『アニメフィルムフェスティバル東京(AFFT)2018』にて2018年の大ヒット映画『名探偵コナン ゼロの執行人』で活躍した安室透にフォーカスし、TVシリーズ『名探偵コナン』から緋色シリーズ、安室透セレクション、安室透セレクション追加上映と3回の上映会をTOHOシネマズ新宿で開催。キャストを交えて盛り上がったイベントレポートが到着しました!

各回とも上映前後には、江戸川コナン役を務める声優の高山みなみさん、安室透役の古谷徹さんをゲストにお迎えしたトークショーを実施し、それぞれの心情も語られました!

レイトショーでは“安室と赤井の関係性”について言及

まず初回のレイトショーでは、屈指の人気を誇る「緋色シリーズ」(779話、780話、781話、782話、783話)の上映会後、古谷さんが単独で登壇。劇中に登場する沖矢昴と工藤邸で対峙したときの安室とそっくりな出で立ちの古谷さん。「満喫したのならとっとと出て行ってくれませんか? 僕の日本から」と安室の印象的なシーンのセリフを交えてあいさつし、大歓声と大きな拍手を送るファンに応えました。

トークショー登壇前には別作品のイベントで赤井秀一役の池田秀一さんとご一緒していたそうで、「こっちの方はよろしく頼むって言われちゃったんです」と照れ笑い。未アニメ化の原作展開を踏まえて「赤井に対しては特別な感情があって。安室が真相を知ってしまったらどうなっちゃうんだろう。いいやつじゃないですか、困ったなと思っています」と、いずれTVシリーズで演じることになる安室の“その時”の精神面を案じる場面も。

今後の安室と赤井の関係性については「誤解が解けてもなんというか、“なあなあ”にはなってほしくない。2人で共闘して黒ずくめの組織に立ち向かっていくという画づらは……。うーん、だいぶ先にしてほしい」と複雑な心境を明かしながら、「いつかは。それまでに“100億の男”にならなきゃいけないでしょうし」と力強く宣言してくださいました。

また、司会者とのトーク中に安室の部下である風見裕也の名前が挙がると「出た!」と敏感な反応を見せ、その理由を「“風見の女”が増えてきましたよね。(風見は)すごく母性本能をくすぐるタイプ。最近の人気で(安室が)おびやかされていて、僕の家族もけっこう好きなんですよ」と募る危機感を隠さずファンの笑いを誘いました。さらに司会者から「同僚また部下にしたいキャラクターは?」と聞かれると、「コナン君」と即答。「仕事が楽になるだろうな~。年齢的には部下になりますが、ほとんどお任せって感じでいけるんじゃないでしょうか(笑)」と語り、会場からも共感の声が上がっていました。

オールナイトは高山さんも登場し、踏み込んだトークに盛り上がり!

続いて23時からのオールナイトでは、TVシリーズから安室が登場するエピソードのうち「ウェディングイブ(前・後編)」「裏切りのステージ(前・後編)」など選りすぐりの全11話を上映。こちらは上映前に高山さんと古谷さんがそろって登壇し、古谷さんは喫茶店ポアロのエプロンと今年公開された映画『ゼロの執行人』を思い起こす白いタートルネックセーターに衣装チェンジ。

おなじみのコナンのジャケットを羽織った高山さんは「江戸川コナンです。今日は夜遅い回で、小学生だから本当はここにいちゃいけないんだよ。蘭姉ちゃんに内緒で抜け出して来ました」と茶目っ気たっぷりにあいさつしていました。

コナンと安室、互いに秘密が多いことから古谷さんは「せっかく公安だってことがバレたんだから、(コナンは安室に)ちょっと赤井の情報をくれてもね。一緒に無人探査機を食い止めた仲じゃないですか。沖矢は絶対怪しいんだよ」と真っ向からおねだり。対する高山さんは「いやいや違うんですよ~。もうちょっとしたらね。話せば長くなるから、何年遡ればいいか」とやり過ごし、踏み込んだトークにファンも盛り上がりを見せました。

トーク後半には、2019年1月、ファン待望のアニメ化となる『名探偵コナン』2週連続1時間スペシャル「紅の修学旅行(鮮紅編・恋紅編)」などのCMがスクリーンでお披露目。工藤新一と毛利蘭の幼馴染カップルの関係にも進展があり、高山さんは「時が動き始めるっていうのはうれしいですね。原作では修学旅行が終わっていい感じになったので、“付き合ってます”って公言しています。服部(平次)には……ちょっとお先に失礼、って言ってみたりして。また一つネタが増えました」とニンマリ。

「安室が主役の映画を」と期待

そして最後、23時40分からの追加上映会前にも2人でファンの前に登場しました。ここでは安室がアニメに初登場した6年前当時についての話題に。古谷さんは「これは人気が出るぞとしめしめと思いました」と振り返り。『ゼロの執行人』の人気を受けて「またいずれ安室が主役の映画を狙っています」と願望を口にすると、高山さんも「ゼロティー(安室が主人公のスピンオフ『ゼロの日常』)もアニメ化しちゃう? ここだけの希望だけどね」と満更でもない様子でした。

この日を通してトークショーに華を添え、テーブル上で常に存在感を放っていた「安室透1/8スケール塗装済み完成品フィギュア限定版」についても、各回裏話が。古谷さんは「これ知ってますか、腹筋が割れているんですよ。へそもちゃんと再現されていて」と上半身のパーツをずらして腹筋をあらわにし「RX-7の窓を割るくらいの力があるのに、意外と華奢なんだよね。細いし足が長すぎじゃないですか」と素直に羨んでいました。高山さんの前でも得意げに自慢の腹筋とへそを見せようとパーツをずらすと、大胆に肌が露出してしまったのか高山さんが「これ事件だよ! ここまでやったら事件!」と大慌てする一幕で盛り上がりました。

限定版ではジャケットの代わりに黄色いバラの花束を手にしている安室。古谷さんは「黄色いバラの花言葉はジェラシー。嫉妬ですから、コナンくんの才能に嫉妬してるんです。コナンくんに頼りきっていますからね」と見解を語り、高山さんも「本当ですか~? でも安室さんは絶対に(コナンの)正体わかってるよね。わかってなかったら小学生に頼らないよね」と納得して互いにうなずきあっていました。

同じく「1DAYアクリルボード」も「これもすごくよくできてる。発色がすごくきれいで。劇場版でのワンシーンのようだけど、新たに描き下ろしているんですよね」とアピールし、高山さんもまじまじと細部まで観察。「10枚くらい買ってね」と笑顔の古谷さんに、高山さんが「10枚も買ってどうするの? 配るの?」と素朴な疑問を浮かべましたが、「そろそろお歳暮の時期ですから」と何食わぬ顔で“営業活動”にも熱が入る古谷さんでした。

AFFT2018「名探偵コナン」上映会
開催日 :10月20日(土)
上映劇場:TOHOシネマズ新宿
出演者 :高山みなみ(江戸川コナン役)※オールナイト、追加上映のみ
     古谷徹(安室透役)
     結(司会)
開催内容:トークショー
     TVシリーズ「名探偵コナン」より安室透登場エピソードセレクション上映

(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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