ゲーム好きほど楽しめる? マリオやゼルダで謎解きに挑戦! 映画『アンダー・ザ・シルバーレイク』本編映像
2015年アメリカで4館から1600館に異例の拡大公開、さらには全世界で大ヒットとなり、クエンティン・タランティーノに「こんなホラーは観たことがない」と言わしめた『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の最新作『アンダー・ザ・シルバーレイク』が、10月13日(土)より公開となります。
今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外メディアからは「想像以上にドップリ、ハマった。」(Variety)、「ハンパなくブッ飛んだ野心作!」(AV club)、「ヒッチコックとリンチを融合させた悪夢版『ラ・ラ・ランド』だ!」(la Repubblica)などと評され、世界中を震撼させている本作。
そんな本作から、アンドリュー・ガーフィールド演じる主人公のオタク青年サムが、誰もが知る”日本カルチャー”をヒントに謎を解く劇中映像が解禁となりました。
【動画】『アンダー・ザ・シルバーレイク』マリオやゼルダで謎解きに挑戦する本編映像
https://www.youtube.com/watch?v=WIMhnSaVAGk
物語の舞台は、ダウンタウンとハリウッドの間に位置し、セレブやアーティストなど多くのクリエイティブな若者が暮らすLAの<シルバーレイク>。仕事もなく夢もなく、煌びやかなこの街に住むには似つかわしくないほど人生に失望していた、オタク青年サム。そんな彼の前に、サラという名の美女が隣に越してくる。人生を変える恋が始まろうとした矢先、突如彼女は姿を消します。
もぬけの殻になった部屋を訪ねたサムは壁に書かれた奇妙な記号を見つけ、陰謀の香りをかぎとる。失踪したサラを見つけ出し、サムは無敵のオタク知識を総動員して闇に迫っていくが、次第に<シルバーレイク>の裏側に潜む陰謀に翻弄されていき……。
サラの失踪を始め、大富豪や映画プロデューサーらの謎の死、真夜中になると現れる”犬殺し”や、街を操る<裏組織>の存在…。本作には、<シルバーレイク>に潜む謎や陰謀を解き明かす重要なヒントとして、「マリオシリーズ」や「ゼルダの伝説」といった、任天堂の人気ゲームが数多く登場!
「ゲームは、普段の生活の中に無くなってしまった、謎とか冒険みたいなものを与えてくれる。私だけではなく、世界中の人がビデオゲームにすごくこだわりをもち、愛着があるように思います」と、ゲーマーを公言するデヴィット・ロバート・ミッチェル監督が仕掛ける、我々に馴染み深い日本カルチャーが多用されたトリックは、ゲーム好きなら楽しめること間違いなし!
今回公開となった映像は、ブレスレッドに刻まれた「NPM」という暗号をもとに、頭をフル回転させ謎を解き明かそうとするサムの姿を捉えた一幕。「NPM」という言葉に繋がるものを必死に探すサムだったが、それと一致しそうなものは一向に見つからない。しかし何気なく部屋の中を見渡し始めた瞬間、一冊の本を目にするとサムの表情が一変。カルチャーをこよなく愛するサムの部屋に積み上げられていたのは、歴代の「ニンテンドウ・パワー・マガジン」(1988年~2012年までアメリカで発行され、多くのゲーマーに愛されたゲーム雑誌)たち。すぐさまその山にサムが飛びつく姿が映し出され、その先の展開が気になるところで映像は締めくくられています。
果たしてサムは”NPM”を駆使して<シルバーレイク>の下に隠された闇を暴くことは出来るのか? 劇中に登場する日本カルチャーに注目しつつ、ぜひその行方をスクリーンでお確かめください。
(C)2017 Under the LL Sea, LLC
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