世界初の水素動力列車『コラディア・アイリント(Coradia iLint)』がドイツで商用運行開始

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9月16日、フランスのアルストム社は、同社が製造した世界初の水素動力列車『コラディア・アイリント(Coradia iLint)』が、ドイツ北西部のニーダーザクセン州の路線で商用運行を開始したと発表しました。

『コラディア・アイリント』には、水素と酸素から発電する燃料電池が装備されていて、排ガスを出さない列車となっています。また、最高時速は140キロで、水素タンク1つで最大1000キロを走行することが可能。

Alstom Coradia iLint – the world’s 1st hydrogen powered train (YouTube)
https://youtu.be/0vgxrsn_bY4

これまで運行していたディーゼル列車に代わり、ニーダーザクセン州のクックスハーフェン、ブレーマーフェルデ、ブクステフーデ、ブレーメン州のブレーマーハーフェンの間、およそ100キロの路線を運行します。

当面は『コラディア・アイリント』2両が、時刻表に従って商用運行に入るそうです。

ドイツ国内や海外からも多くの取材陣が駆け付けました。

運転席から撮影された実際に走行する様子。

日本でも経済産業省主導で水素エネルギーの実用化が進められています。日本でも水素を動力源とした列車が登場するのはそう遠い未来の話ではなさそうです。

(C)René Frampe

※画像とソース:
https://www.alstom.com/press-releases-news/2018/9/world-premiere-alstoms-hydrogen-trains-enter-passenger-service-lower
http://reneframpe.com/clients/evb

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